仕事やスポーツ、恋愛、受験など、さまざまな願いを叶えたいと思っている方へ。
目標に向かって努力する中で、時折自信をなくしたり、勇気を出せないこともあるでしょう。
そのような時、名古屋栄の中心街にたたずむ若宮八幡社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
緑に囲まれた静かなこの場所は、街のさわがしさから解き放たれた神聖な空間があります。
ここで自分と向き合い、心の平穏を感じ、新たに前向きな気持ちを取り戻してみるといいでしょう。
この記事では、お参りの仕方、願い方、神社の紹介、境内の見どころ、アクセス情報などを詳しく解説しています。
若宮八幡社は、願い事を叶えるパワースポットとして多くの人に親しまれています。
仕事やスポーツ、恋愛、受験、健康などで悩んだ時、この神社で心を整え、新たな力を得て願いを叶えてみてはいかがでしょうか。
若宮八幡社とは?
ご本殿
若宮八幡社は、本殿に仁徳天皇(応神天皇の御子神をお祀りする神社)、相殿左に応神天皇、右に武内宿禰命がお祀りされています。
若宮八幡社の御祭神とご利益
- 仁徳天皇(にんとくてんのう)
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ご利益:国家鎮護、平穏安寧、家内隆盛、縁結び
第16代天皇 父は、応神天皇
霊廟は、堺市にある百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)
日本書紀での名は、大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)とされています。- 仁徳天皇の功績
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仁徳天皇は、徳のある統治者として、人々に対して慈悲深い政治を行い、貧しい農民のために、課税と労役を3年間取りやめるなどの仁政を施しました。
仁徳天皇の統治が徳に満ちたものであったことから、「聖の帝」とたたえられています。
また、水害を防ぐために現在の大阪、河野平野一帯で大規模な治水工事を行ったと伝えられています。
- 応神天皇(おうじんてんのう)
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ご利益:出世開運、勝負・必勝祈願、災難除け、厄除け、合格祈願、子孫繫栄、交通安全
第15代天皇 神功皇后の御子 武家の守護神 - 武内宿禰命(たけのうちすくねのみこと)
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ご利益:延命長寿、武道上達、出世成功、商売繁盛、試験合格、必勝祈願
景行・成務・仲哀・応神・仁徳天皇の5朝にお仕えされた伝説の忠臣
応神天皇の即位に尽力し、仁徳天皇にお仕えした聡明で有能な家臣
国会図書館デジタルコレクション 尾張名所図会前編 巻1愛知郡
堺市博物館ウエブサイト「仁徳天皇陵古墳百科」参照
神話のおへそ「日本書紀」編p250~251参照
若宮八幡社の歴史
歴史的背景
若宮八幡社は、文武天皇の大宝年間(701~704年)に那古野庄今市場に創建されたと伝えられています。(那古野庄今市場は現在の名古屋城辺り)
その後、天文元年(1532年)3月11日、織田信秀が那古野城を攻めた際、戦火により社殿が焼失しました。
天文8年(1539年)には、再建されています。
慶長15年(1610年)に、徳川家康公が名古屋城を築城した際、現在の場所に遷座し、名古屋の総鎮守と定めました。
寛文4年(1664年)、尾張藩二代藩主 徳川光友 は、若宮八幡社の社殿を新しく造り、祭礼を盛大に行うようにしました。
その後、代々の藩主から厚い崇敬を受け、明治維新まで社殿の修繕が行われました。
明治10年3月14日、若宮八幡社は県社に昇格し、地域の重要な神社としての地位を確立しました。
しかし、昭和20年3月19日の名古屋大空襲によって、社殿は焼失してしまいます。
その後、多くの人々の努力によって、昭和32年5月13日に復旧造営が完了しました。
そして、昭和46年7月1日には、神社本庁が包括する一部の神社である別表神社に指定されました。
現在、若宮八幡社は、名古屋の総鎮守として、多くの人々の信仰を集めています。
若宮八幡社リーフレット参照
若宮八幡社で願いを叶える方法
若宮八幡社には、たくさんの神様がいらっしゃいます。
本殿にお参りした後、願いを叶えたい境内の末社に行き神様にお参りをしましょう。
各神様の御神徳は、拝殿横に案内書きが貼られていますので参考にするといいでしょう。
開運招福ご利益マップ
各神社のご利益が分かりやすいように図にしました。
お参りの際にご活用ください。
お参りの仕方・神社ご利益
軽くおじぎをします。
手水舎に向かって軽くおじぎをしてから、柄杓(ひしゃく)で水を汲み、手と口を清めます。
お賽銭を入れる-
お賽銭箱へお金をいれる(※投げ入れない)
- 二拝
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腰を深く曲げおじぎをする。
- 二拍手
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両手を胸の高さに合わせます。
打つときは、右手を少し引いて2回手を打ちます。
- あいさつ
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仁徳天皇(にんとくてんのう)応神天皇(おうじんてんのう)武内宿禰命(たけのうちすくねのみこと)の三柱の神様へごあいさつをします。
- 願う
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- 日頃の感謝の気持ちと、神様にお参りができたことの喜びの気持ちを述べる
- 名前、住所、職業、学校名など伝える
- 願い方の具体例「私は将来、○○公務員になる夢を抱いており、そのために日々精進しています。合格への道は険しいもので、不安もつきものですが、試験当日には自分の力を最大限に発揮できるよう、神様のお力添えをお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。」という感じですね(*^^*)
- 一拝
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おじぎをしたら、一歩後ろに下がり向きをかえましょう。
本殿のお参りがすんだら、横に置いてある縁起のよい龍の彫刻に触ってみましょう!
ご利益:開運出世・必勝祈願・運気上昇・金運守護・水の神
今年の干支は辰です。龍神社開運スポットでお参りしましょう。
仕事の昇進や目標を達成したい方におすすめです。
お参りがすんだら、縁起の良い龍の彫刻に触ってみましょう!
手に持つ如意宝寿は、幸運や運気を引き寄せてくれます。
- 神御衣神社
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ご利益:服飾業守護・裁縫・芸事上達・縁結び・良縁祈願・恋愛成就
「神結び願いの緒」を結び、ご縁が固く結ばれるように願いましょう。
恋愛や結婚など良縁を望む方におすすめです。
- 天神社
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ご利益:学業成就・合格祈願・文芸の才能
受験の合格、学業の向上を図りたい方におすすめです。天神社の御祭神「菅原道真公」のお使い牛の頭を優しく撫でてお参りください
引用:おかげまいり案内より - 熊野社
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ご利益:災難厄除・生命の守り神
- 香良洲社
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ご利益:家内安全・病気平癒・健康長寿・縁結び・安産
- 日吉社
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ご利益:災難厄除
- 秋葉社
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ご利益:火防守護
- 若宮恵美須神社
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ご利益:商売繁盛・業務安全
- 産宮住吉神社
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ご利益:安産祈願・航海安全・商売繁盛・子孫繁栄・家内安全
- 連理稲荷神社
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ご利益:夫婦円満・良縁祈願
お参りした後は、肩の力をぬいて楽しく神社ですごしましょう!運は神様が決める事なので、おまかせして、ゆだねてしまいましょう!後は、自分のできることを精一杯やるだけです。
もし、思い通りの結果にならなくても、それは神様がより良い道や、新たな道を用意してくれているからかもしれません。
おみくじは、神様からのメッセージが込められているので、読み返して、自分自身の行動の指針にしましょう。
お守りは、神様の前でお祓いされ、神様の力を宿したものと考えられているので、身につけたりしましょう。
若宮八幡社には、たくさんの楽しいおみくじがあります。
その時の気分に合わせて、色々な種類のおみくじを引いてみるのも良いですね。(引きすぎ注意です。軽い気持ちで楽しんでください(^^♪)
願いが叶ったら(叶わなくても)神様に感謝の気持ちを伝えましょう。
遠方に住んでいる方や、何らかの理由で参拝が難しい場合は、神社に参拝する気持ちで、心の中で感謝の気持ちを伝えましょう。
お願いをより伝えたいと思ったら、祈祷してもらうのも良い方法です。
厄除け・車祓い・良縁祈願・安産祈願・初宮参り・七五三参り・合格祈願・地鎮祭・竣工式など、個人・法人の各種ご祈祷も随時社務所にて承っております。
引用:若宮八幡社ホームページ
若宮八幡社社務所 TEL:052-241-0810
願掛けのポイント
- 心を清める
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お参り前に手水舎で手を洗い、口をすすぐなどして心身を清めましょう
- 真剣な気持ち
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願いを叶えるためには真剣な気持ちが必要です。心からの願望や感謝の気持ちを持ちましょう。
- 具体的な表現
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願い事はできるだけ具体的に表現する方が良いとされています。漠然とした願いよりも、具体的な目標や希望を神様に伝えてみましょう。
- 感謝の気持ち
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すでに叶ったことや日々の恵みに感謝する気持ちを伝えましょう。
- 定期的なお参り
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一度だけでなく、定期的にお参りすることで、願い事が叶いやすくなるかもしれません。
- 神社の特定の日時、場所
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各神社には特定の祭礼やパワースポットが存在し、これらの日時や場所で願い事をすると、より効果が得られる可能性があります。
若宮八幡社のパワースポット
甲辰(きのえたつ)は木の龍に注目!
はじめに、2024年の干支(えと)である甲辰(きのえたつ)の特徴を知っておくといいですね。
甲辰は、十干の甲(きのえ)と十二支の辰(たつ)の組み合わせです。
甲は、十干を五行と陰陽で配当すると木のグループの陽に属します。(少しややこしいですね)
樹木が太陽にむかって、まっすぐ育つイメージです。木は成長や発展を意味します。
辰は、龍を表し、出世や権力を意味するともいわれます。
そして辰は、十二支を植物の成長過程の12段階にたとえると震、振、伸に通じ、万物の成長が勢いよく、身を震わせながら成長している状態を表します。
総じて、辰年は、陽気が盛んになり、万物が勢いよく成長する年と言われています。
まとめると、今年の甲は「木」、辰は「龍」を表し、甲辰は、「木の龍」を表すことになります。
これらの特徴から、新しいことにチャレンジしたり、目標に向かって努力することで、自分自身を大きく成長させることができる年といえます。
若宮八幡社にお参りする際は、ぜひ幸運を呼び込む木の龍に注目してみてくださいね。
若宮八幡社には、木の龍が3体が設置されています。それぞれ雰囲気が違いますが、手作りの温かみがあり、龍の神秘的な雰囲気が表現されています。木の龍は一般的に縁起が良いとされています。若宮八幡社を訪れた際には、これら龍の彫刻に注目してみてください。新しく設置された彫刻たちは、訪れる人々に縁起をもたらしてくれます。龍神社の龍の彫刻は、龍神様の御加護を象徴し、福をもたらす存在となっています。
若宮八幡社おすすめパワースポット
若宮八幡社のおすすめパワースポットをいくつか紹介します。
- ご本殿三柱の神様へのお参り
- 今年の干支は辰年なので若宮龍神社のお参り
開運出世・必勝祈願・運気上昇・金運を願うことができます - 若宮八幡社は、拝殿の横に設置された龍の彫刻がありますので触れてみましょう。
本殿横と龍神社の龍の彫刻は、いずれもまっすぐ立つ形で、手には、如意宝寿(にょいほうじゅ)を高くかかげています。
縁起がいいので、如意宝寿に触れてみてみましょう。
如意宝寿は、幸運や運気、幸福や長寿を引き寄せると言われています。 - 天神社では、菅原道真公の「おつかい牛」を撫でましょう。
天満宮の臥牛は菅原道真公の神使いの牛として有名です。
一般的に、神使いの牛を撫でると、病気平癒、学業成就、交通安全、商売繁盛などのご利益があるとされています。 - 神御衣(みころも)神社では、願い事を込めて書いた「神結び願いの緒」を五色の綱に結びつけます。これにより、神様との結びつきが強まり、さまざまなご縁に恵まれるとされています。裁縫の上達、恋愛成就、良縁祈願に効果があります。
- 連理稲荷社(れんりいなりしゃ)では、「お願い狐」に願い事を書いて奉納し祈願すると、縁結び、夫婦円満のご利益があると言われています。
「願う」と「祈る」の意味は?
「願う」と「祈る」の違い
願いを叶えるには、お参りでどう願うのかがポイントになります。そこで願うと祈るの意味の違いも理解しておきましょう。
- 願うは、自分の力で実現したいことを望むときに使われる言葉です。
「合格を願う」「恋が叶うよう願う」などです。 - 祈るは、自分の力で実現することが難しいことを、神仏や自然などに願うときに使われる言葉です。
「病気が治ることを祈る」「平和を祈る」などです。
- 祈る効果について
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神社に参拝して、神様に自分の実現したいことを告げます。
そして、祈ることで、自分の願いをより強く意識し、実現に向けて努力する気持ちが生まれます。
また、神様に自分の願いを伝えることで、心が安らぎ、前向きな気持ちになり、願いを叶えるために必要な行動を起こしやすくなります。
祈願についても押さえておきましょう。
祈願の意味
祈願とは、神々への祈りを通して、現世における安心、加護、幸福などを願うこととされています。(神仏に願いを伝えること)
古代の祈りは、神話の「天岩戸(あまのいわと)」における祈願の祭りが初見ともいわれます。
この例のように、神々に願いを叶えてもらうことを願う祈願的な祈りもあれば、神々の意思をうかがい、それに応えるための神意をうかがうための祈りもあります。
- 祈願的な祈りとは
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日本書記には、雨乞い、病気平癒、出生や安産、五穀豊穣、戦勝などの祈りが見られます。
万葉集には、旅の安全や恋人との再会などの祈りの歌が記されています。
古代から現代にかけて、戦勝、国家安穏、学問や芸術の向上、富貴栄達、健康長寿、家内安全、試験の合格、交通安全などの祈願が行われてきました。 - 神意をうかがう祈りとは
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日本書記においては、祈りと祈(うけひ)は、同じ意味として捉えられています。
つまり、神様を自分の中に受け入れることを意味します。
祈りは、単なる願いの表明ではなく、神仏との約束や和解を意味することもあります。
また、神託を受けるための祈祷や、占いなどを行うことで、神様の意志を探ります。
古代の天皇は戦いに勝ちたい、災害を鎮めたいなどの願いを叶えてもらうために、神様に祈願しました。
また、神託を受けるために祈ることもありました。
夢の中に天神が現れて、神様の教えを受けたという逸話も残されています。
若宮八幡社にお祀りされている応神天皇の母の神功皇后も、みずから祈(うけ)を行いました。
新羅出兵前に、松浦の小河で釣り糸を垂らし、「新羅を平定することができれば、魚が釣れるだろう」と祈ったところ、鮎が釣れました。
皇后はこれを吉兆と捉え、船と兵を集めます。
しかし、兵と船が集まらないので、福岡県朝倉郡に大三輪社(おおみわのやしろ:大己貴神社)を建てて武器を奉納すると、たちまち兵船が整いました。
そして、住吉神の教えがあり、和魂(にぎみたま)は皇后の身を守ること、荒魂(あらみたま)は船団の先導をすると告げられました。
皇后は、応神天皇をお腹に宿したまま軍船を率いて新羅に至り、戦わずして三韓(新羅、高句麗、百済)を平定しました。
これらの祈願的な祈りと神意をうかがう祈りは、古代日本人の祈りの考え方や、神仏に対する信仰を反映したものであると考えられます。
また、神意をうかがう祈りは、現代ではほとんど行われなくなっています。
祈りについてのほかの記載では、伊勢神道の祖、出口延佳「陽復記」の中で、このようなことを述べています。
神が祈る人の願いを聞き入れるかどうかは、祈る人の態度が誠の道にかなっているかどうかに関わっている。
引用:神社のいろは要語集p86
願いを叶えるためには、自分の欲望や願望を神様にお願いしても、必ずしも叶えてもらえるとは限りません。「お金持ちになりたい」や「有名になりたい」といった、自分の利益や名声のための願いは、神様が聞き届けてくれない可能性があります。
一方で、「誰かを助けたい」や「誰かを幸せにしたい」、または「自然環境を守りたい」、「動物や植物を守りたい」といった願いは、神様に伝わりやすいものなのだと思います。
祈り一つをとっても、人の生き方に通じるものがありますね。
現代における祈りの考え方
祈ることは、自分自身を見つめ直し、内面を成長させるための行為でもあります。
祈ることで、自分の弱さや課題に気づき、それを克服するために努力するようになります。
その結果、願いを叶えるための必要な行動を起こす意欲が高まっていくのだと思います。
気づきによって、何か新しいことが始まるかもしれません。
若宮八幡社の主祭神仁徳天皇は、日々民のことを思い、祈り、行動を起こした方だったのでしょう。
行動を起こしたことで、周りの重臣も賛同し、良い治世を長く続かせることができたのだと考えます。
若宮八幡社の若宮という名は、若々しさや未来への期待という言葉をイメージすることができます。
若宮八幡社の神様の御神徳にあやかり、私たちも新たな可能性やチャンスをつかみ、願いを叶えていきたいものです。
願いを叶えるには、最終的には自分の心のあり方にかかっていますね。けれど、悩んでいいる時は、神様の導きを受け、力強さを得ましょう!
神社のいろは要語集p79~86参照
神社のおへそ「日本書紀」編p246~247参照
若宮八幡社の境内末社の紹介
若宮八幡社にはさまざまな神様が祀られており、神様はそれぞれ異なる御神徳を持っています。
これらの神様の理解を深めて、お参りすることで願いが叶いやすくなるかもしれません。
それでは、各神社について紹介していきます。
若宮龍神社
若宮龍神社には、つややかで生き生きとした龍の彫刻が置かれています。
こちらの龍は、チェーンソーアート太田貴之さんの作品です。
その龍の姿は、風格に満ち、力強く彫られていますが、同時にどこか親しみやすく、惹きつけられます。
龍が手に持つ如意宝寿は、願い事を叶える、長寿を願うという意味があり、繁栄や幸福を象徴しています。
縁起の良い龍にやさしく触れてみるといいでしょう。
御祭神
白龍大神:高龗神(たかおかみのかみ)
高龗神はどんな神様?
伊邪那美命(いざなみのみこと)が火の神を生んだ時、やけどがもとで死んでしまいます。
悲しんだ、夫の伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、その迦具土神(かぐつちのかみ)をあやめてしまいます。この血から強い神様たちが生まれます。
剣の柄についた血から闇淤加美神(くらおかみのかみ)が生まれました。
「古事記:伊邪那岐・伊邪那美命の神生み」より
高龗神は闇淤加美神と同じ神様ともいわれています。
火の神から生まれた水の神です。
一説では、高龗神が山の上の龍神、闇龗神が谷底の龍神といわれていたりします。
水の神様である闇淤加美神は、水の恵みに関連する御神徳を持ち、豊かな水をもたらし、農作物の育成や五穀豊穣を授けて下さるとされます。また、火の神の血液から生まれたことから、生命力や健康を保つ力もお願いすることができるかもしれません。
神話のおへそp46参照
神御衣神社
「願いの緒」に願い事を書いて五色の綱に固く結びつけます。
神御衣神社(みころもじんじゃ)は、裁縫の上達と、女性の幸せが願えます。恋愛成就の神様として知られています。
五色の綱に思いを込めた「神結び願いの緒」を固く結びつけると願いが叶うといわれているそうです。
由来
御衣神社は、明治23年5月17日裁縫組合同業者により造営される。
明治36年11月25日海西郡和知村立田(現在の海部郡立田村)から若宮八幡社の境内に遷し、素戔男尊(すさのおのみこと)を祀る津島社に合祀される。
同37年2月15日津島社の社号を改め、神御衣社となる。
昭和20年戦災で焼失。
昭和32年7月中部日本和裁教授連合会の発起により復興造営される。
淡島大神(あわしまのおおかみ)、衣縫大神の二神を合祀する。
神御衣神社由来案内より参照
御祭神
- 御衣社
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天棚機姫命(あめたなばたひめのみこと)
機織りの神様
天照大神が天岩戸(あまのいわと)に石の扉を閉じて隠れてしまった時、思兼神(おもいかねのかみ)が「天照大神に捧げものを作らせましょう」と提案しました。
その時に天棚機姫命は、神様がお召しになる服の神衣(かんみそ:やわらかい絹)和衣(にきたへ:着物の一種)を織ったとされる神様です。
天棚機姫命のご利益には、創造力や技術力の向上を授けていただく力があるかもしれませんね。神社のおへそ「古語拾遺」編p35参照
- 津島社
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素戔男尊(すさのおのみこと)
防災除疫の神様素戔男尊については、事らの記事も合わせてご覧ください!
津島神社で厄除け・疫病除け!ご利益や見どころを徹底解説 愛知県津島市にある津島神社に参拝しました。主祭神は「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)」で、厄除け・疫病除け、商売繁盛、縁結びのご利益があります。 「… - 淡島大神(あわしまのおおかみ)
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御祭神:少彦名命(すくなひこなのみこと)
少彦名命は、お酒、医薬、温泉の神様で知られていますが、病気回復や安産・子授けのご利益があるそうです。
少彦名命は、大己貴命(おおなむちのみこと)と共に国作りを行い、その際に医術を広め、温泉を発見しました。
また、人々と畜類のために、病を治す方法や鳥類・昆虫の災厄を除くまじないの方法を示しました。
その功績により、人々は今も恩恵を受けているそうです。
少彦名命の御神徳は、人々の病(やまい)を救う力があります。神社のおへそ「日本書紀」編p125参照
- 衣縫大神(きぬぬいのおおかみ)
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大縫命(おおぬいのみこと)・小縫命(こぬいのみこと)
衣縫(いぬい)とは、天皇など位の高い人が着る衣服を縫ったり、その仕事についている人を指す言葉とも言われています。縫製の神様なので、衣服に関する才能・創造力を授けてくれそうです。手先が器用になるようにとお願いできそうですね。
- 針塚
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毎年2月8日に衣縫例大祭での針供養まつりが行われます。
使い古した針や折れた針を豆腐・こんにゃくに刺して供養するお祭りだそうです。
- 針供養まつりについて
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針供養まつりは、もともと縫い物が上手になりますようにと祈りながら、折れた針を「今日だけは柔らかいものを…」と、こんにゃくや豆腐に刺して供養するお祭りでした。今では女性の幸せを願うお祭りとして知られるようになり、最近では働く女性を応援する神さまとしても信仰を集めています。
『一針一針、針をすすめてご家族や大切な方への思いを縫い合わせる』女性の心の祈りを込めるお祭りです。
若宮八幡社社2018年2月7日facebookより - 針供養まつりの特徴
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針供養まつりは、女性の幸せを願う、女性のためのお祭りです。
針は、一針一針、丁寧に縫い合わせることで、大切な人との絆を深めるものとされています。
このお祭りでは、女性たちが折れた針に感謝をして供養します。
裁縫の上達や良縁、家庭円満、仕事や勉強の成功、子育てや仕事の両立など、自分の願いや思いを神様に伝えるものと思われます。
女性の幸せを願う神社ですね。皆さんの祈りが届きますように。
令和6年2月8日若宮八幡社「針供養まつり」に参加しましたので、こちらの記事をごらんください。
若宮恵美須神社
御祭神
事代主神(ことしろぬしのかみ)
事代主神はどんな神様?
恵美須という名前は、恵比寿様と同じ名前の七福神の一柱の神様とも言われています。
古事記の記述によると、事代主神は、国津神の一柱で国譲りに登場する神様です。
大国主神(おおくにぬしのかみ)の子とされ、葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)の平定において重要な役割を果たしています。
建御雷之男神(たけみかずちのおのかみ)らが、大国主神に対し国を譲り渡すよう呼びかけます。
大国主神は、美保の岬で漁をしているわが子、事代主神が自分に代わって答えると言いました。
そこで建御雷之男神が美保の岬へ行き、事代主神に国譲りを迫ります。
事代主神は「中つ国を天孫に奉る」と答え、乗ってきた船を足で踏み傾け転覆させます。
そして、青葉の柴をめぐらした垣の中で逆手(さかで)を打ち、そのまま隠れてしまいました。
この神話の手を打つ天逆手(あまのさかて)は、大きな商談がまとまり約束を交わすサインとして、あるいは、一年の仕事の締めくくる一本締め・三本締めのルーツと考えられているそうです。
商売人の方を守護する神様として商売繁盛のご利益があります。
神話のおへそp122参照
連理稲荷神社・奥之院
連理稲荷社の由来
江戸時代後期の「尾張霊異記」には、漢学者の富永華陽によって記された若宮八幡社の夫婦狐の物語があります。
雄狐(230歳)と雌狐(150歳)が住む若宮八幡社で、芝居小屋の番人である政治(まさはる)が、夢の中で美しい巫女と白髪の老人姿の狐に出会います。
巫女の狐が「若宮八幡社に長い間棲んでいますが、官位を授けてもらってない」と嘆き、また老人の狐が「二百何十年も棲んでいるのに、いまだ住処の洞穴がない」と嘆く彼らのことを知ります。
老人は「洞穴暮らしをゆるしていただけるなら、神主、町内を災いからまもりましょう」と告げました。
政治はこれを神主に伝え、天保4年(1833年)奉行所の許可を得て小さな祠を建て、京都の藤森稲荷神社から分霊を受けて「連理稲荷社」を祀りました。
これにより、夫婦狐の神話が生まれ、地域の平和と繁栄がもたらされたとされています。
縁結び・夫婦和合の連理稲荷社“雌雄狐がご縁を結ぶ”不思議なお話若宮八幡社案内板参照
- 連理とは?
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連理とは、一本の枝が他の木の枝と一緒になり、木目が一つになっている状態で、仲のこまやかな、契りの深い男女をさしていう。
引用:若宮八幡社リーフレットより連理は、夫婦や男女の仲睦まじい結びつきや調和を象徴する言葉としても知られています。
御祭神
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
宇迦之御魂神はどんな神様?
宇迦之御魂神は、五穀豊穣を司る神様です。
その御祭神名につくうか、うけ、けは、食物を意味する言葉があります。
また、稲荷は稲成り、稲生りの意味でしたが、神様が稲を荷っているイメージで稲荷の字があてられたと考えられています。
それで、宇迦之御魂神は稲作を守る農業の神様となります。
商工業が盛んになった江戸時代に、商売繁盛の神様として崇敬されるようになりました。
稲荷神社の神様のことをお稲荷さんと親しみを込めて呼ぶこともあります。
五穀豊穣を司る神様として、稲をはじめとする農作物の成長を守護します。
人々の生活に欠かせない食物を守護する神様として、商売繁盛の祈願ができます。
- 神様と狐との関係
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古くから日本人は、自然界の様々なものに神々が宿っていると信じて、自然と共存してきました。
その中で、稲荷神は、稲作を守護する神として、重要な位置を占めていました。
田の神は、春になると山から降りてきて、秋の収穫が終わると山に帰り山の神になると考えられていました。
そして、狐が田に降りてくる時期と、田の神が山から降りてくる時期が重なっていたため、狐は田の神の使いと考えられたようです。 - 稲荷社初午祭とは?
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2月最初の午の日は、全国各地の稲荷社で初午祭が行われます。
若宮八幡社でもこの時期に祭礼が行われます。
伏見稲荷神社は稲荷社の総本宮として知られており、その社伝によれば、和銅4年(711年)2月の初午の日に、稲荷神が稲荷山三ヶ峰に鎮座されたことに由来しています。
初午の日は、各地で稲荷神社を参拝し、豊作、商売繁盛、開運、家内安全を祈願する習慣があります。
また、このお祭りでは、稲荷神のお使い狐の好物とされる油揚げやいなり寿司をお供えする風習があるそうです。
祭礼の日にお参りすると神様のご神徳をより受けることができそうですね。
神社のいろはp62参照
熊野社・日吉社・香良洲社・天神社・秋葉社合殿
崇敬する神社にお参りします。
五社お参りする人もいらっしゃるそうです。(若宮八幡社の巫女さん談)
天神社の御祭神「菅原道真公」のおつかい牛の頭をやさしく撫でてお参りください
引用:天神社案内書きより
一般的に菅原道真公の神使いの牛の頭をなでると知恵がつくと言われています。
菅原道真公は、牛と縁が深かったため、全国天幡宮では牛の像を置いている神社が多くあります。
牛の顔がとてもかわいいです(^^♪
御祭神
- 熊野社
-
御祭神:速玉男神(はやたまおのかみ)
- 日吉社
-
御祭神:大山昨神(おおやまくいのかみ)
大山咋神は、京都の嵐山に近い松尾山と、滋賀県の日枝山に鎮座する神様です。
松尾山の頂上近くにある磐座(いわくら)を守護神としてお祀りしたのが始まりと言われています。 - 香良洲社
-
御祭神:稚日女命(わかひるめのみこと)
御祭神:少彦名命(すくなひこなのみこと)
少彦名命の御神徳は、人々の病難を救う稚日女命はどんな神様?
稚日女命は、日本神話に登場する神様であり、機織りを司る職能神です。
亡くなられても神功皇后に神託を与えられ、生田神社に祀られることになりました。
日本書紀によれば、稚日女命は天照大御神に命じられ機織場で神衣(かんみそ)を織っていました。
しかし、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が御殿の屋根に穴を開け、馬を投げ入れました。
稚日女命は驚いて機から落ち、持っていた梭(ひ:織機の付属用具)で体を傷つけ亡くなります。
その死は天照大神の怒りを招き、天岩戸隠れの神話へとつながります。
神功皇后紀における稚日女命(=尊)は、天照大神の分身として現れ、神功皇后を助けるために活躍します。
皇后は、三韓平定後に皇子(応神天皇)を出産し、摂政元年に反乱が起きます。
その際、神功皇后は再び神々からお告げを受け、稚日女命を神戸市の生田神社に祀ります。
これにより、武内宿禰(たけのうちすくね)が反乱を鎮圧し、誉田別皇子(ほむたわけのみこと)の皇位継承につながったとされています。
稚日女命は、神功皇后の出産や神託に関わる安産の神様として信仰されています。稚日女命は機織りを司る職能の神様なので、技能の上達や、創造力の開花や表現力の向上などもお願いすることができますね。
神話のおへそ「日本書紀」編p101~103、p246~248参照
- 天神社
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御祭神:菅原道真公
菅原道真公はどんな神様?
菅原道真公は平安初期に生まれ、学問の名家出身で詩歌の才能に優れていました。
右大臣に昇進しましたが、左大臣の嫉妬の対象となり、無実の罪で九州の太宰府に左遷され、59歳で亡くなりました。
その後、都では災害や異変が相次ぎ、人々は道真公の怒りによるものだと考えました。
朝廷は道真公の霊を鎮めるため、太宰府天満宮に廟所(びょうしょ)を建て祀ることとなりました。
初めは天神さんは怒ると災害が起こる神として畏れられましたが、時が経つにつれて、天神さんは朝廷を守護し、和歌や連歌、雷や火災を鎮め、農耕、無実の罪の晴らしといった多岐にわたる信仰を集める神様となりました。
江戸時代には、学問の神様として、寺小屋や藩校で祀られるようになり、全国に広まっていきました。菅原道真公は、学問の神様として崇拝されており、学業成就や試験合格祈願ができます。
詩歌の才能に優れていたので、文学や芸術の才能を授けるとされます。
天神として信仰されるようになった経緯から、雷や火災などの災害から人々を守るとされています。
神社のいろはp64参照
- 秋葉社
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御祭神:火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)
産宮住吉神社
御祭神
住吉三神:底筒男命(そこづつのおのみこと)・中筒男命(なかづつのおのみこと)・表筒男命(うわづつのおのみこと)
住吉三神はどんな神様?
伊邪那美命(いざなみのみこと)は、火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)を生み、やけどで亡くなりました。
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、悲しさのあまり、黄泉の国へ伊邪那美命に会いに行きます。
しかし、みにくい姿に変わってしまった妻を見て逃げ帰ります。
伊邪那岐命が筑紫(つくし)で穢れ(けがれ)た身を清めようとして禊祓(みそぎはらえ)を行います。
その際に生まれたのが三柱の神様です。
海の底に潜って身を清めて出現した神様が底筒男命。
海の中ほどで出現した神様が中筒男命。
海の上で出現した神様が表筒男命。
この三柱の神様は、墨江の三前の大神(すみのえのみまえのおおかみ)、住吉大神(すみのえのおおかみ)の別名があります。
神功皇后は「三韓征伐」で朝鮮半島へ出兵した時、臨月でした。
皇后は、皇子(応神天皇)を宿したまま、新羅に至りました。
軍船で海を航行する際、皇后とおなかの子を守った神様が住吉大神とされています。
海上交通の神として住吉大社に祀られています。
住吉三神は航海の安全を守護する神なので、海上安全、漁業、商売の繁盛、皇后とおなかの子を守った神様として、安産、子供の健やかな成長を祈願することができます。
神話のおへそ「日本書紀」編p66~69、p246~248参照
境内の見どころ
拝殿横の龍の彫刻に注目しよう!
今年の干支は甲辰です。
拝殿横に設置されている木の龍にも注目してみてください。
この干支「辰」の彫刻は、製材業を営む豊橋市の太田貴之さんが制作しました。
2023年12月1日の木彫りイベントで、高さ130cm、直径50cmの杉の丸太を材料に、大小5台のチェーンソーを駆使して制作されました。
太田さんは、チェーンソーアートの世界大会で優勝経験を持っています。
若宮八幡社は、毎年「若宮森のマルシェ」で太田さんのチェーンソーアートの実演を依頼し、作品は拝殿で1年間展示されるそうです。
龍の目には力があり、太田さんの心がこもっています。
「卯」と「寅」の彫刻
- 干支の彫刻
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「卯」と「寅」の彫刻があり、ウサギは縁結びの神様である大国主命の神使いの動物とされています。縁起が良いですね。
- 白い犬のぬいぐるみ
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この白い犬のぬいぐるみは、「おかげ犬」を模したものだそうです。
「おかげ犬」とは、江戸時代にお伊勢参りが流行した際、病気などでお参りができない主人の代わりに参拝して、無事に帰ってきたと伝えられる犬のことです。
龍のパワーをたたえた手水舎
- 龍の手水舎
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鳥居をくぐると、正面にヒノキで彫られた龍の手水舎が広がります。
ヒノキの良い香りが漂い、清らかな水が流れています。
龍は荒々しく削られていますが、体から力強さが感じられます。
龍は水を司る神様で、水辺に置くことで邪気を払い、気の流れを良くし、運気を向上させると言われています。
福禄寿車収蔵庫内
- 「福禄寿車」山車
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毎年5月15日と16日にが行われる若宮まつりの山車です。若宮まつりは、名古屋総鎮守若宮八幡社で行われ、からくり人形が見どころの一つです。
ピンクの井戸と水みくじ
神社の若宮八幡社には、少し変わった「水みくじ」というおみくじがあります。
井戸水におみくじを浮かべて、水面に浮かび上がる文字を見て占う、水うらないです。
地下15メートルくらいから水を汲み上げているそうです。
子供たちは珍しいものが大好きです。初めて井戸に触れ、大喜びしていました。
神社関係者の方が子供たちに手本を示してくださいました。
なかなか楽しそうですね(^^♪
- 社務所で「水みくじ」初穂料300円で受けます。
- 井戸の水を汲みます。
- 水に浮かべると文字が浮き出てきます。
- ハートのみくじ掛けに結びます。
引用:水みくじ案内板より
- 栄え水
「外国の旅より帰へり日の本の豊けき水の幸を思へり」(昭和天皇御製)
我が国は水の恵み豊かな国
水は野山に注ぎ 田畑を潤し
万物の生命を育み 災厄を祓う
古よりその霊妙なる力を崇め
尊ばれてきた神聖なる水の霊威
「妹に逢はず 久しくなりぬ饒石川清き瀬ごとに 水占延へてな」
(万葉集 巻十七 大友家持)清き水に愛しき人と出逢う事を願った万葉人の心に触れて水みくじをお試しください
おみくじは持ち帰ってもいいですし、「ハートのみくじ掛け」にかけて、神様とのご縁を結ばれてもいいですね!
おみくじ
開運みくじから、縁結びのみくじまで、色々な種類のおみくじがあります。楽しんで引いてみましょう!
橘の木は「常若」の象徴?
若宮八幡社の本殿前には、橘(たちばな)の木が植えられています。
橘は、古事記や日本書記において長寿や不老不死の実、非時の香菓(ときじくのかくのみ)として登場しています。
また、若宮八幡社の社紋にも使われている橘は、「常若」の意味もこめられているようです。
若宮八幡社を象徴する木ですね。
- 非時の香果の伝承
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垂仁天皇90年、田道間守(たじまもり)を常世(とこよ)に遣わし、非時の香菓(橘の実、不老長寿の薬、永遠に香る実)を採りにいかせました。その9年後、天皇は崩御します。その翌年、田道間守は香菓(かくのみ)を持ち帰りましたが、天皇がすでに亡いことを知り、生きていても仕方がないと自害します。人びとは、その忠誠心に感動し、種から芽生えた花に、たじまもりの花→たちばなという名をつけたのだそうです。
神話のおへそ「日本書紀」p242参照
- 「橘」とは?
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橘の果実は小さく、酸味が強く、香りが高いことが特徴です。
葉は、冬でも落ちず、常緑樹なので、年中青々と生い茂っています。
そのため常若や不老長寿の象徴と考えられています。
また、種子が多いことから子孫繁栄の象徴とも言われています。
日本の皇室や貴族、武家などの家紋として使われてきたそうです。
常若の思想とは?
常若とは、木や草花が芽を出し、花を咲かせ、実をつける様子から、永遠に続くものや変わらないものを指す言葉として古くから知られています。
また、伊勢神宮の式年遷宮(20年に一度社殿を新しく造り替え、御神体を移す儀式)も、常に若々しく保つという常若の思想に基づいているとされています。
この思想は、古いものを壊して再生させ、新たな価値を生み出すという理念を含んでいます。
常若の思想は、現代様々なところで生かされているのではないかと考えます。
具体的には、
- 自然界における循環
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常若の思想は、自然界における循環の原理を体現しています。物やエネルギーを循環させることで、永続的な社会の実現を目指しています。再生可能エネルギーの普及、リサイクル・リユースの推進、廃棄物の削減などが具体例です。
- 文化の継承
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歌舞伎や日本の建築様式、工芸品など、文化の継承も常若の思想が表れています。伝統を守りつつ、現代風にアレンジされたり、新たな製品が生み出されたりしています。
- ビジネス
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企業が新たな人材やアイデアを積極的に取り入れることで、組織の活性化が図られています。
これら古いものの伝統や価値を守りながら、新たな価値を生み出していくことは、常若思想に通じるものがあります。
このように、常若の思想は様々な分野で生かされており、古いものの価値を尊重しながら、新たな可能性を切り拓いていく姿勢を示しています。
世の中は絶えず変化しており、常若の思想は人の成長と発展を促進するものとして、現代社会においても重要な役割を果たしていると考えます。
この常若の考えは、自身の願いを叶えるためにも必要だと思います。
変化に対応する力を身につけ、新しいアイディアを取り入れて自分自身を活性化させる。
その気持ちを保ちながら、常に成長し続けることが大切なのではないでしょうか。
この考えは大変なことです・・・
自身も年を取りましたが、これからもがんばります(>_<)
いつまでも、年齢に関係なく若々しくありたいですね!
常若の精神で一緒に成長していきましょう(*^^*)
若宮八幡社の御朱印
三が日限定御朱印
- 三が日限定御朱印
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初穂料700円
書置き中央に若宮八幡社の文字
右上に名古屋総鎮守の印
中央に若宮八幡社の社印
日付の下の社紋「三つ足橘」
干支辰(金龍の印)
恵美須神社通常御朱印
- 恵美須神社御朱印
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初穂料500円
直書き
神御衣神社・針供養まつり限定御朱印
- 針供養まつり御朱印
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初穂料1200円
書置き
- 若宮八幡社通常御朱印
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初穂料500円
直書き - 祈年祭限定御朱印
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初穂料1200円
書置き
令和6年お正月限定御朱印・3月朔日限定御朱印
- 干支切り絵御朱印
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初穂料1200円(なくなり次第終了)
- 令和6年3月朔日参り限定御朱印
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初穂料700円
若宮八幡社の授与品
「幸せの糸巻のお守り」初穂料1000円
「絵馬」初穂料700円
「長寿箸」初穂料300円
「願いの緒」初穂料700円
(リボンに願いごとを書き、神御衣神社の五色の綱に結び付けるものです)
※掲載情報は公開日時点のものとなります
アクセス情報
基本情報
名古屋の中心部に位置する若宮八幡社は、地下鉄「矢場町駅」から徒歩5分とアクセスが良好です。
境内に参拝者専用駐車場が完備されています。
車でも安心して参拝できます。
参拝者専用駐車場
引用:参拝者専用駐車場案内
境内の外へ出られる方は駐車できません
駐車された方は社務所までお声がけください
トイレは、「若宮の杜迎賓館」を案内され、利用することができました。
名称 | 若宮八幡社(わかみやはちまんしゃ) |
住所 | 愛知県名古屋市中区栄3丁目35−30 |
電話 | 052-241-0810 |
FAX | 052-251-2414 |
駐車場 | 有 40台 |
トイレ | 有 |
アクセス | 電車 名古屋市営地下鉄名城線「矢場町駅」徒歩5分 名古屋市営地下鉄「大須観音駅」から徒歩7分 バス 名古屋市営バス「若宮」バス停下車 徒歩2分 名鉄バス「矢場町」バス停下車 徒歩5分 車 名古屋高速2号東山線白川出入口(IC)から、若宮大通り経由で1分 |
参拝時間 | 24時間 御朱印の受付時間は午前9時~午後5時 |
ホームページ | http://www.wakamiya.or.jp/ |
アクセスマップ
まとめ
若宮八幡社は、名古屋の中心に位置し、歴史と伝統に彩られた総鎮守として広く知られています。
本記事では、仕事やスポーツ、恋愛、受験など、様々な願い事を叶えたい方々に向けて、若宮八幡社でのお参りの仕方に焦点を当てました。
神社の境内には、様々な願い事を叶えてくださる神様が祀られています。
それぞれの神様には異なる御神徳があり、祈ることで、目標達成に向けての心構えが得られるのではないでしょうか。
そして、後押しをしてもらえるのだと思います。
若宮八幡社にお参りをして、心新たな一歩を踏み出してみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様の願いが叶いますように。