【午年】馬にまつわる神社・仏閣13選!開運・金運・勝運ご利益徹底解説|関西・東海編

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目次

伊勢神宮(内宮・外宮)

伊勢神宮鳥居と宇治橋
宇治橋と鳥居

神宮は三重県伊勢市に鎮座する日本国民の総氏神で、「お伊勢さん」と呼ばれ親しまれてきました。

皇大神宮(内宮)・豊受大神宮(外宮)にはそれぞれ神馬が2頭ずつ飼われ、神事で重要な役割を果たしています。

内宮の「神馬牽参(しんめけんざん)」

伊勢神宮内宮 神馬牽参(けんざん)
内宮 神馬牽参(けんざん)

伊勢神宮では、毎月1日、11日、21日の午前8時頃、神馬牽参が行われます。
神職とともに参道を歩きながら正宮に向かいます。

参拝者は、その悠然とした姿を間近で見て、神聖な雰囲気を感じられます。

上の写真は正宮にお参りした神馬の本勇号(もといさむごう)です。
神様の前で頭を下げる姿が印象的でした。

miko

菊の御紋が入った鮮やかな青の馬衣をまとい、堂々と玉砂利を踏みしめて歩く姿に感動しました。

内宮の御厩

伊勢神宮神馬「本勇号」
内宮御厩の「本勇号」

御厩(みうまや)にて。ご神事後の本勇号。(令和7年11月1日撮影)
令和六年二月 牽進(けんしん)

内宮御朱印と授与品

伊勢神宮御朱印帳と御朱印
神宮御朱印帳と御朱印

御朱印
神楽殿授与所 初穂料:300円から 直書き
御朱印帳
参集殿授与所 初穂料2000円

伊勢神宮干支(馬)の置物
神宮干支(馬)の置物

干支の置物が人気です。

皇大神宮基本情報

名称皇大神宮(内宮)
住所〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
駐車場
アクセス(公共交通機関)近鉄「五十鈴川駅」よりバスで約6分
近鉄「宇治山田駅」よりバスで約15分。
アクセス(車)伊勢自動車道「伊勢西IC」から約10分

豊受大神宮(外宮)

豊受大神宮
豊受大神宮正宮

天照大御神のお食事を司る豊受大御神が祀られ、あらゆる産業の守り神とされています。

外宮の境内

豊受大神宮御厩
豊受大神宮御厩(みうまや)

外宮には「草音号」と「笑智号」の2頭の神馬がいます。宮内庁御料牧場で大切に育てられました。

忌火屋殿
忌火屋殿(いみびやでん)

天照大御神・豊受大御神をはじめとする神々に食事を捧げるため、清浄な火「忌火」を使って食事を作る場所です。

豊受大神宮では、鎮座以来1500年にわたり日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)が行われています。

大津神社横の御神木、正宮鳥居
左:大津神社横の大木 右:正宮

末社・大津神社の存在感がある大木。
正宮の上空に現れた龍神さんの顔のようにも見える雲。

miko

今回、初めて外宮を訪れ、参道を進んで正宮を見た瞬間、胸の奥が熱くなりました。
伊勢参り二日目にもう一度お参りがしたくなり、参拝の列に並んでいると、空に龍神さんの顔が現れ、思わず息をのみました。
境内は、山から流れる自然の気と森全体の息づかいが調和し、深い安らぎに包まれます。
1500年続く神事を通して、日本の祈りの文化の深さも感じました。
神宮参拝は、心も体も満たされる、心地よいひとときでした♪


豊受大神宮基本情報

名称豊受大神宮(外宮)
住所〒516-0042 三重県伊勢市豊川町279
駐車場
アクセス(公共交通機関)JR・近鉄「伊勢市駅」より徒歩約5分
アクセス(車)伊勢自動車道「伊勢西IC」より約7分

多賀大社

多賀大社について

多賀大社お社
多賀大社お社

滋賀県多賀町の多賀大社は、伊邪那岐大神・伊邪那美大神を祀る由緒ある神社です。

地元では「お多賀さん」と親しまれ、多くの参拝者が訪れます。

境内には、二柱の神様にゆかりのある十五柱の神様が祀られ、それぞれ御神徳があります。

主なご利益
・延命長寿
・ 縁結び
・厄除け
・金運・開運(金咲稲荷神社)
・安産祈願(子安神社)

見どころ
・本殿
・奥書院庭園(有料)
・寿命石(長寿祈願)
・太閤橋
・能舞台・絵馬殿
・縁起物のお多賀杓子(拝殿内)
・参道・門前町

多賀大社の馬にまつわる話

神馬舎
神馬舎

多賀大社が“馬”と深いご縁を持つのは、鎌倉時代の記録にも残る「古例大祭」に由来します。

地元では「多賀まつり」とも呼ばれ、騎馬の供奉が多いことから「馬まつり」ともいわれます。

4月の例大祭では、馬頭人・御使殿を中心に、氏子や崇敬者の騎馬約40頭、総勢500名ほどが町を進む壮観な行列が繰り広げられます。

栗栖の調宮や犬上川の河原での儀式を経て、本社へ向かう「本渡り」も見どころのひとつです。

多賀大社絵馬掛所
多賀大社絵馬掛所「杓子絵馬」と「むすび絵馬」

延命長寿や病気平癒、合格祈願の「杓子絵馬」と、縁結びの「むすび絵馬」が奉納されています。

多賀大社の基本情報

名称多賀大社
住所〒522-0341 滋賀県犬上郡多賀町多賀604 >>地図を開く
電話番号0749-48-1101
駐車場有(無料)
アクセス(公共交通機関)近江鉄道多賀線「高宮駅」から「多賀大社前駅」約6分/駅から徒歩約10分
アクセス(車)名神高速道路 彦根ICから約10分

多賀大社と調宮神社については、こちらをご覧ください。

賀茂神社

賀茂神社鳥居
賀茂神社鳥居

賀茂神社について

賀茂神社拝殿
賀茂神社拝殿

滋賀県近江八幡市に鎮座する賀茂神社は、日本最古級の「馬の聖地」として知られる由緒ある神社です。

天智天皇がこの地に日本初の国営馬牧場を設けて以来、馬と深い縁が続いています。

現在も全国の馬関係者や競馬関係者から厚い信仰を集めています。

毎年5月の「賀茂祭」では、1350年以上続く「足伏走馬」が奉納され、平安時代の宮中行事を伝える神事とされています。

賀茂神社は陰陽道の力で災厄を祓い、良き道へ導く神として信仰され、縁結びや安産、夫婦円満のご利益があるといわれています。

馬の守護神として勝負運のご利益もあり、馬を愛する人々が全国から参拝に訪れます。

主なご利益
・ 縁結び
・ 安産
・夫婦円満
・子どもの成育
・勝負運(馬の守護神として)
・災厄除け

賀茂神社絵馬
賀茂神社絵馬と明神杉あと

見どころ
・本殿と拝殿
・本殿裏の古代祭祀場
・御猟野乃杜(みかりののもり)
・明神杉倒木あとの若杉
・足伏走馬

馬上武芸奉納祭演習
馬上武芸奉納祭演習

賀茂神社の基本情報

名称御猟野乃杜賀茂神社
住所〒523-0058 滋賀県近江八幡市加茂町1691 >>地図を開
電話番号0748-33-0123
駐車場有(無料)
アクセス(公共交通機関)JR「近江八幡駅」からバスで約15分
アクセス(車)名神高速道路竜王IC約15分

長等神社の境内社「馬神神社」

長等神社の楼門外観
長等神社の楼門外観

長等神社について

長等神社回廊
長等神社回廊

滋賀県大津市に鎮座する長等神社は、1300年以上の歴史を誇る古社です。

西暦667年頃、天智天皇が近江大津宮の鎮護として須佐之男命を祀ったのが始まりとされます。

主なご利益
・開運・繁栄・鎮護・芸能・恋愛・安産・長寿・厄払い
・勝運・金運・交通安全(馬神神社)

見どころ
・朱塗りの楼門
・本殿・拝殿
・回廊

境内社「馬神神社」について

馬神神社
馬神神社
馬神神社お社
馬神神社お社

境内社の馬神神社は、7世紀の駅家(うまや)に由来し、馬の守護神として信仰されています。

馬神神社には、少彦名命(医薬・健康)、須佐之男命(厄除・開運)、豊受大神(豊穣・商売繁盛)の三柱が祀られています。

いずれも人々の暮らしや仕事、健康を守る神様として古くから信仰されてきました。

現在も、競馬関係者や馬に関わる人々、勝運・金運・開運を願う参拝者が多く訪れます。

馬は荷物を運ぶことから、交通安全・旅行安全のご利益があるといわれます。

長等神社の基本情報

名称長等神社
住所滋賀県大津市三井寺町4-1 >>地図を開く
電話番号077-522-4411
駐車場
アクセス(公共交通機関)京阪石山坂本線「三井寺駅」から徒歩約8分

長等神社については、こちらをご覧ください。

藤森神社

藤森神社鳥居
藤森神社鳥居

藤森神社について

藤森神社本殿
藤森神社本殿

京都市伏見区の藤森神社は、馬の守護神・勝負運の神社として知られ、競馬関係者や馬を愛する人々に信仰されています。

境内には名馬や騎手ゆかりの絵馬や神馬像が奉納され、馬と深く関わる神社です。

毎年5月5日の「藤森祭」では、駈馬神事が奉納され、馬上の妙技や迫力ある走りが披露されます。

武家の馬術を伝える貴重な伝統行事として、今も大切に受け継がれています。

藤森神社は、武運長久・勝負必勝のご利益があり、競馬必勝や仕事運、学業成就を願う人々に親しまれています。

藤森神社神馬像
藤森神社神馬像

主なご利益
・勝負運
・武運長久
・競馬必勝祈願
・仕事運
・学業成就
・厄除け
・開運

見どころ
・駈馬神事
・宝物殿(重要文化財の鎧、刀剣など)
・絵馬舎、神馬像、手水舎
・あじさい苑
・不二の水

藤森神社手水舎
藤森神社手水舎
藤森神社絵馬舎
藤森神社絵馬舎

藤森神社の基本情報

名称藤森神社
住所〒612-0863 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609 >>地図を開く
電話番号075-641-1045
駐車場有(有料)
アクセス(公共交通機関)JR奈良線「JR藤森駅」から徒歩約5分
京阪本線「墨染駅」から徒歩約7分
アクセス(車)名神高速道路「京都南IC」から約10分

上賀茂神社

上賀茂神社鳥居
上賀茂神社鳥居

上賀茂神社について

上賀茂神社楼門
上賀茂神社楼門

京都市北区に鎮座する上賀茂神社(賀茂別雷神社)は、京都最古の神社の一つで、ユネスコ世界文化遺産にも登録される格式高い神社です。

古代から朝廷の崇敬を受け、国家鎮護の社として信仰を集めてきました。

御祭神・賀茂別雷大神は、雷除・厄除・方除をはじめ、開運や必勝のご利益があるとされています。

境内には清らかな「ならの小川」が流れ、広大な杜と優美な社殿が、訪れる人々を安らぎと清々しい空気で心身を包み込んでくれます。

主なご利益
・厄除
・方除
・雷除
・開運
・必勝祈願

見どころ
・国宝「本殿・権殿」
・朱塗りの楼門
・細殿(ほそどの)
・立砂(たてずな)
・ならの小川が流れる神域
・葵祭(5月15日)
・白馬奏覧神事

上賀茂神社馬とのゆかり

上賀茂神社神馬舎
上賀茂神社神馬舎

上賀茂神社は、古くから馬と深いゆかりを持つ神社です。

起源は、賀茂別雷大神が神山に降臨した際、御神託により走馬を行ったことに始まると伝えられています。

境内では馬が神聖な存在として大切にされ、神馬舎では白馬に出会えることもあります。

毎年1月7日には、白馬が境内を歩く「白馬奏覧神事」が行われ、宮中行事「白馬節会」に由来するといわれています。

上賀茂神社では、神話に基づく賀茂競馬とともに、神馬を尊ぶ伝統が今も受け継がれています。

細殿
細殿
「神馬」みくじ結び
「神馬」みくじ結び

上賀茂神社の基本情報

名称上賀茂神社(賀茂別雷神社)
住所〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339 >>地図を開く
電話番号075-781-0011
駐車場有(有料)
アクセス(公共交通機関)地下鉄烏丸線「北山駅」から徒歩約15分
「上賀茂神社前」バス停、徒歩約2分
アクセス(車)名神高速道路「京都南IC」から約35分

駒岩の左馬

駒岩の彫刻「左馬」と絵馬祈願

駒岩側面
駒岩側面

京都府井手町にある駒岩と呼ばれる重さ数百トンの巨大な岩に、約1メートル四方の「左馬」が刻まれています。

玉津岡神社の社記によれば、この岩はもとは玉川左岸の株山にあり、「玉川水源龍王祠側大岩彫刻駒形の絵」と、平安末期の年号が記録されているそうです。

水源には龍王を祀る祠もあったとみられ、この地では雨乞いや治水祈願が行われていたと考えられます。

当時、山の磐座(いわくら)に刻まれた馬の絵は、人々の祈りの対象になっていたのでしょう。
馬の絵は、絵馬初期の形の一つと考えられ、現代の絵馬祈願のルーツを感じさせます。

主なご利益
・裁縫
・生け花
・茶道
・舞踊

駒岩の左馬
駒岩の左馬
彫刻左馬
左馬の彫刻


時が経ち「駒岩の左馬」と呼ばれ、女芸上達の神様として信仰されるようになりました。

左馬ふれあい公園の絵馬掛けに奉納された絵馬は、毎年1月15日に「とんど焼き」でお焚き上げされます。

竹絵馬は、井手町まちづくりセンター椿坂で販売されています。

左馬ふれあい公園基本情報

左馬ふれあい公園案内
左馬ふれあい公園案内
名称駒岩の彫刻「左馬」
所在地〒610-0302 京都府綴喜郡井手町 >>地図を開く
駐車場4台(無料)
アクセス(車)JR玉水駅より約10分
問い合わせ井手町産業環境課
電話番号: 0774-82-6168

丹生川上神社下社

放牧する馬イメージ
馬イメージ写真

丹生川上神社について


丹生川上神社は、水を司る神として信仰されてきました。

古くは「雨師(あまし)明神」とも呼ばれ、祈雨・止雨の神として朝廷から奉幣の祈願が行われました。

『続日本紀』には、干ばつの際に雨を願って幣帛とともに黒馬が奉られたと記され、馬の奉献の最初の例とされています。
祈雨には黒馬、止雨には白馬や赤馬が奉られました。

丹生川上神社は絵馬発祥の地の一つとされ、下社・上社・中社の三社からなる官幣大社で、「三社巡り」が有名です。

下社の境内では、神馬の黒ちゃんと白ちゃんが、のんびり歩く姿が見られます。

主なご利益
・祈雨・止雨、水の恵み
・五穀豊穣
・良縁・夫婦和合・安産
・縁結び・子孫繁栄・子授け

見どころ
・本殿
・本殿まで続く木製の75段の階(きざはし)
・神馬(黒馬と白馬)
・絵馬

丹生川上神社 下社の基本情報

名称丹生川上神社 下社
住所〒638-0021 奈良県吉野郡下市町長谷1-1 >>地図を開く
電話番号0747-58-0823
駐車場
アクセス(公共交通機関)近鉄下市口駅から奈良交通バス「長谷」バス停、徒歩約1分
アクセス(車)南阪奈道路葛城ICから国道309号 経由で45分

参考文献:神話のおへそ『日本書紀』編p.228~p.229
参考ウエブサイト: Facebook 丹生川上神社下社

次のページから、馬にゆかりのある東海の神社・仏閣をご紹介します。

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