みなさん、こんにちは!
名古屋の熱田神宮摂社 氷上姉子神社(ひかみあねごじんじゃ)をご存じでしょうか?
この神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)のお妃、宮簀媛命(みやすひめのみこと)を御祭神とする由緒ある神社です。
創建される前、宮簀媛命はこの地に草薙剣を安置し、大切にお守りしたといわれます。
そんな特別な場所に、孫とともに訪れました。
この子は、私の娘が熱田神宮で結婚式を挙げた時、お腹にいた赤ちゃん。
今年で7歳を迎えることができたので、その報告とお礼を兼ねて参拝しました。
この日は、参拝だけでなく、二人で探検するように山を歩き回りました。
お参りの時に不思議なことが起こったり、ワクワクする瞬間があったり…。
さらには、ご利益まで授かり、「やっぱり神様は本当にいるんだなぁ」と感じる参拝でした。
そんな楽しかった経験を、これからお話しします!ぜひ、最後までお付き合いくださいね♪

氷上姉子神社とは?

歴史

氷上姉子神社は熱田神宮の摂社で、名古屋市緑区大高町火上山に鎮座する古社です。
尾張氏の祖神として、人々から崇敬と信仰を集めてきました。
古代、この地域は海岸線が広がり、海を利用した交通が発達していました。
現在の熱田神宮から鳴海までの区間は鳴海潟と呼ばれ、満潮時には海となっていました。
東国平定を終えた日本武尊は、東征へ赴く前に、結婚を約束した宮簀媛命の元へ戻ります。
現在の鳴海駅北から火上までを、船で渡ったといわれます。
遠征の疲れを癒すため、日本武尊は火上の里の館に留まり、そこで宮簀媛命と結ばれ、夫婦となりました。
しかし日本武尊は、休息する間もなく伊吹山に賊がいるとの報を受けます。
宮簀媛命に草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を託し、使命を果たしに伊吹山へと向いました。
伊吹山の賊というのは山の神であったため、日本武尊は苦戦を強いられ戦いに敗れます。
伊吹山の神の毒気によって、日本武尊は体をこわしてしまいます。
傷ついた身を引きずりながら三重の能褒野(のぼの)へとたどり着きますが、残念ながらそこで息を引き取ってしまいました。
最後は宮簀媛命や残してきた草薙神剣のことを思って読んだ歌があります。
おとめの(「みやすひめ」の)
引用:朱鳥 「やまとたけるのみこと」の最後よりp119
床の辺に(床のほとりに)
我が置きし(私が置いてきた)
剣の太刀(腰に下げる立派な刀)
その太刀はや(その刀はいまどうしていることか!)
この歌を詠んだ後ついに力つき、この世をさってしまったのだそうです。
すると亡くなった日本武尊は大きな白鳥になって、空高くかけのぼり、浜辺の方へ飛び立っていかれました。
日本武尊が亡くなった後、宮簀媛命は草薙神剣を火上の里に安置し、大切に守りました。
その後、衆議を以て吾湯市の熱田に社を建て、神剣を移します。
宮簀媛命は一身に神剣奉斎の日々を過ごし、熱田神宮創祀へとつながる道を開かれたといわれます。
宮簀媛命を御祭神としてお祀りする氷上姉子神社は、仲哀天皇4年(195年)に尾張氏の館跡(現在の末社・元宮)に創建されました。
持統天皇4年(690年)には、現在の社地へ遷座されています。
そして現在の本殿は、明治26年(1893年)に熱田神宮御改造の時までの、別宮八剣宮の御本殿を移したものです。
鳴海潟 なるみがた
引用:名古屋市史跡巡り一 緑区史跡巡りよりp100 鳴海潟
愛知郡の南の海、今の伊勢湾北の海を古く年魚市潟(あゆちがた)といい、後に永く鳴海潟を呼んだ。『尾張国地名考』にあゆち潟と鳴海潟とは旧同所をいふべし。
参考文献:『名古屋市史跡巡り一 緑区史跡巡り』p100 鳴海潟 なるみがた
『朱鳥 熱田神宮朱鳥会創立三十周年記念誌』p119「やまとたけるのみこと」の最後
参考ウエブサイト:成海神社 成海神社について
御祭神
御祭神 宮簀媛命
引用:拝殿案内より
古代尾張の開拓神であった天火明命(あめのほあかり)の子孫で、尾張の国造として火上の地を本拠としていた乎止与命(おとよのみこと)の女(むすめ)で古代随一の英雄と讃えられた日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国の平定の帰途この地に留まられた際に結婚され 尊の薨去後草薙神剣を奉斎守護してやがて熱田神宮御創祀への貴い道を開かれた方であります よく民生の安定と郷土の発展に尽くし敬婦の鑑と仰がれ広く崇敬と信仰を集めている

ご利益
社 | 御祭神 | ご利益 |
---|---|---|
氷上姉子神社 | 宮簀媛命 | 縁結び、安産、厄除け、商売繁盛 |
元宮(もとみや) | 宮簀媛命 | 縁結び、安産、厄除け、商売繁盛 |
神明社(しんめいしゃ) | 天照大神(あまてらすおおかみ) | 諸願成就、開運、家庭円満、五穀豊穣、産業発展 |
玉根社(たまねしゃ) | 少彦名命(すくなひこなのみこと) | 病気平癒、医薬・医療・婦人病・温泉・酒造 |
朝苧社(あさおしゃ) | 火上老婆靈(ひかみうばのみたま) | 乳の神 |
氷上姉子神社の主な祭典
祭典 | 日程 |
---|---|
月次祭(つきなみさい) | 毎月一日(元旦を除く)十時 |
太々神楽(だいだいかぐら) | 三月 最終日曜日 十四時 |
頭人祭(とうにんさい) | 五月六日 十一時 |
大高斎田御田植祭(おおだかさいでんおたうえさい) | 六月第四日曜日 十時 |
大高斎田抜穂祭(おおだかさいでんぬいぼさい) | 九月二十八日 十一時 |
例祭(れいさい) | 十月第一日曜日 十四時三十分 |
氷上姉子神社御朱印

- 御朱印種類
-
直書き
- 初穂料
-
300円以上
氷上姉子神社授与品

お守りはたくさんの種類があります。
氷上姉子神社限定 「いとし愛絵馬」

- 初穂料
-
各1000円
- 手順
-
一、絵馬それぞれに願いを書きます
二、願いを内側に重ねます
三、上下に紐を通し固く結びます
四、恋人・ご家族で御奉納ください
氷上姉子神社見どころ
氷上姉子神社境内

木々の緑に包まれ、清々しい気持ちにさせてくれる境内です。
氷上姉子神社の境内には、熱田神宮と同様に、習わしにより狛犬が置かれていません。
境内社務所


御朱印は社務所で受けられます。
境内には、子どもが楽しめる輪投げもあります。
神様は子供がお好きで、
引用・境内案内板より
子供はお祭りが大好きだ。
お参りの後、一歩離れて、
やさしく投げてみてください。
神様と人が、和み楽しむ空間です。
氷上姉子神社社務所

氷上姉子神社の神様は子供が大好きなようです♪
境内末社 元宮




氷上姉子神社の入口の反対側には、「末社元宮」の社号標があります。
鳥居をくぐり、舗装された道を登っていくと、平らに開けた頂上に着きます。
この場所は、天火明命(あめのほあかりのみこと)の子孫である乎止与命(おとよのみこと)の館跡とされ、仲哀天皇4年(195年)に宮簀媛命を祭神として祀り、氷上姉子神社が創建されました。
その後、氷上姉子神社は持統天皇4年(690年)に現在の火上山ふもとの地へ遷座されました。
この旧社地には元宮が鎮祭され、宮簀媛命の館跡として大切にされています。
宮簀媛命は、日本武尊が亡くなった後、その遺された草薙神剣の霊威を畏れ敬い、床を設けて安置し、奉仕に努められました。
境内末社 神明社


神明社へは、参道を歩き始めて約3分ほどで到着します。
火上山の標高は約10メートルと低く、緩やかな舗装された道が続くため、体力に自信がない方でも安心して参拝できます。
火上山元宮の参道








孫と舗装された道と未舗装の道を歩きました。
歩いていると、野生化したジャスミンでしょうか?
ずっと心地よい香りが漂っていました。
氷上姉子神社では、「コジュケイ」「ゴイサギ」「メジロ」「ホオジロ」「セグロセキレイ」「シメ」「モズ」などの野鳥が観察できるそうです。
山の奥では、さまざまな鳥の鳴き声が聞こえていました。
夏が近づくと山では蚊が多くなるため、散策の際は長袖・長ズボンの着用をおすすめします。
パワースポット火上山




上の一枚目の写真は、元宮社のそばに立つ桜の木です。
境内を掃除をしていた女性が、「この桜は御神木ではないのよ。枝が伸びすぎてしまって、桜の花がポツポツとしか咲かないの」と話していました。
花が少ないのは、もしかすると山桜だからでしょうか?
根元から枝が伸び、自然のままに大きく育っています。
剪定せずにそのまま伸び続けると、桜はまるで別の木のように見えます♪
境内は木々や草などの自然が残り、エネルギーが満ちています。
元宮では、鎮守の森が神様の御神威を高めているようです。



火上山は、自然のエネルギーと神様の力が調和する特別なパワースポットです。氷上姉子神社へお参りの際は、ぜひ元宮にも参拝することをおすすめします。参道はきれいに掃き清められ、とても歩きやすいです。




山の水が小さい水路を作り、田んぼへと流れていきます。
少し横道をそれて森の様子を眺めていると、クヌギの木でしょうか?倒木が目にとまりました。
危険なので近づくことはしませんでしたが、倒木を支えている木も、幹の半分にダメージを受けているようです。



自然の厳しさや力強さに驚きながらも、木の姿に心打たれます。
熱田神宮大高斎田


斎田は、氷上姉子神社北西の場所にあります。
毎年五穀豊穣を祈る御田植祭が行われ、収穫された米は熱田神宮の年間の祭典用神饌(しんせん)として供えられます。
大高斎田祭典
大高斎田御田植祭 | 六月第四日曜日 十時 |
大高斎田抜穂祭 | 九月二十八日 十時 |
境内末社 玉根(たまね)社




玉根社は、一説では古墳の跡ともいわれています。
御祭神の少彦名命は医薬・医療・酒造りの神様と知られ、長寿・病気平癒のご利益があります。
氷上姉子神社の周辺には、現在3軒(萬乗醸造・神の井酒造・山盛酒造)の酒蔵があり、江戸時代から酒造りが行われ、地域で厚く信仰されています。
この場所もかつては眺望の美しい景勝地で、巨木や老樹が茂る神社の森がありましたが、国道23号線の開発により、その風景は大きく変わりました。
参考ウエブサイト:名古屋市8-2.pdf「神話の道」(氷上姉子神社)コース④氷上姉子神社参照
境外末社 朝苧(あさお)社
朝苧社への道のりは少し分かりにくいですが、Googleマップを使えばスムーズに到着できます。
所在地 | 〒459-8001 愛知県名古屋市緑区大高町東姥神 |
GoogleMap | >>地図を開く |



朝苧社へは別の日に、娘と孫の四人で参拝しました。




「朝」は「麻」のあて字で、麻は木綿の無い時代に重要な繊維だったそうです。「苧(お)」は繊維のこと。
『氷上山神記』によると朝苧社の祭神を宮簀媛命の母とするともいわれています。
※雨が降った後は道がぬかるみやすく、歩きにくいため、あまりおすすめできません。








朝苧社を少し上がっていくと竹やぶがあります。
竹は、風が吹くたびに大きくしなり、さまざまな音を響かせています。
娘はその竹が揺れる様子を「映画『グリーン・デスティニー』のアクションシーンみたいだね」と言っていました。
チャン・ツィーとチョウ・ユンファが、竹の上を軽やかに駆ける幻想的な場面が重なったようです。
私は「山が生きてるな」と感じました。


娘が枯葉の中にいる赤い模様のコガネムシを見つけました。
「赤い模様がマロ眉みたいでかわいい」と言っていました♪
確かにお稚児さんの時に書く殿上眉(てんじょうまゆ)にも見えます。



この地域も開発が進む中、火上山や姥神山のようにわずかに残る自然は、貴重でかけがえのないものと感じました。
ここにいる神様が「大切なことを思い出してほしい。自然はまだここに息づいているよ」――神様がそういっているようでした。大切なことを改めて気づかせてくれる神社です。
氷上姉子神社周辺大高の酒蔵
大高町は江戸時代から酒造りが盛んな地域で、現在3軒の酒蔵が存在します。
酒蔵の建物は、歴史を感じさせるたたずまいがあります。
萬乗醸造


朝苧社近くにある立派な酒蔵です。商品の直売はおこなっていません。
会社名 | 株式会社 萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう) |
所在地 | 〒459-8001 名古屋市緑区大高町字西門田41番地 >>地図を開く |
電話番号 | 052-621-2185 |
萬乗醸造ホームページ | https://kuheiji.co.jp/ |
神の井酒造




神の井酒造でお酒を購入しました。その時に店主さんからいろいろなお話を伺いました。
この地域では、大高城から流れてくる一本の水脈を利用して酒造りが行われているのだそうです。
お酒に使う水の話や、氷上姉子神社で行われる御田植祭の話などを聞きました。
お酒を購入した後、お酒に使うろ過された水も、特別に少しだけいただきました。
「名古屋市の水道水と同じ基準だよ」とおっしゃっていましたが、ミネラルの関係でしょうか?
お水が美味しかったです。
神の井酒造は、安政三年(1856年)に創業、150年以上にわたり酒造りを続けてきました。
熱田神宮の御斎田は、三代目当主・久野友一氏によって寄進され、そのご縁から「神の井」という名前が付けられ、御神井の水の如きであることから銘々されたのだそうです。
購入した「純米大吟醸 寒九の酒」は、「飲む前に冷蔵庫で10分位冷やすとおいしいよ」とすすめられ、さっそく家に帰ってていただくことにしました。
一緒に購入した瓜奈良漬とキュウリをあえて(美味しい奈良漬けの食べ方も教えてもらいました!)娘と晩酌をしました。奈良漬けとの相性も抜群で、お酒の旨味がより際立ちます♪
冷えたお酒は口当たりが良くなめらかで、香りが豊か。とても飲みやすいです。
家族で会話も弾み、心地よいひとときを過ごしました。



店主さんもとても気さくな方で、楽しかったです!貴重なお話ありがとうございました♪
会社名 | 神の井酒造株式会社 |
所在地 | 〒459-8001 名古屋市緑区大高町字高見25番地 >>地図を開く |
電話番号 | 052-621-2008 |
神の井酒造ホームページ | http://www.kaminoi.co.jp/ |
氷上姉子神社基本情報


一の鳥居をくぐって参道を進んで行くと駐車場があります。
名称 | 氷上姉子神社 |
住所 | 〒459-8001 名古屋市緑区大高町火上山1-3 >>地図を開く |
電話 | 052-621-5935 |
トイレ | 有 |
駐車場 | 有15台程度 臨時駐車場有 |
アクセス | JR大高駅 から徒歩約20分 車でのアクセス JR大高駅から約6分(2.1km) 名鉄本線鳴海駅から約10分(3.7km) 熱田神宮から約20分(約9.2km) | 徒歩でのアクセス
スピリチュアル体験
元宮での出来事


元宮で孫の健やかな成長を願った後、木を見上げると、たくさんの黒いアゲハチョウが木の周りを飛んでいました。
「こんなにたくさんの蝶々がいるんだなぁ」と眺めていると、蝶は孫の顔の周りにもふわふわと飛んでいます。
その様子を見ながら、「神様がこの子を祝福してくれているんだ」と思い、改めて神様に感謝しました。
すると、突然蝶たちが激しく動き始め、慌ただしく木の葉の中へと姿を隠すように上がっていきました。
「どうしたのかな?」と目で追うと、先ほど社殿の上でじっとこちらを見ていた鳥が、蝶を追いかけています。
「あれはさっき本殿にいた鳥だな」と思い、写真を撮ろうとしましたが、鳥は蝶を捕まえずに飛び去り、蝶たちも静かに身をひそめてしまいました。
なんだか不思議な気がして、「これから何かいいことがあるかもしれない」と思い、嬉しくなりました♪





鬼瓦のてっぺんで、じっとこちらを見つめていた鳥さんです♪
ご利益かな?神様からのプレゼント


神社に参拝した後、一度家に戻り、午後から娘たちと近くのショッピングセンターへ出かけました。
すると、ゲームセンターではちょうど子ども向けのビンゴゲームのイベントが始まったところでした。(先着10名まで景品がもらえるのだそうです)
孫も参加しましたが、残念ながらビンゴは当たらず…。
とってもくやしがっていました(>_<)
そのビンゴカードのおまけとして、100円で3回遊べるクレーンゲームのチャンスがもらえました。
孫は、ゲームのコントローラーを獲得するクレーンゲームへ直行します。
一番欲しかった物のようで、先週もチャレンジしたみたいです(*^^*)
そこで、自分のおこづかいで挑戦すると…なんと、1回で景品を獲得!
孫と二人で「え?」と顔を見合わせ驚きます。
本当に取れるとは思っていなかったので、こういう時は本当にびっくりしますね♪
孫も大喜びしていました。
「これってもしかして、神様からの贈り物なのかな?」と思いながら、「いいことあったね!」と二人で喜びました。



神様は、孫が心から喜ぶごほうびを授けてくださるんですね♪
茜色の白鳥


つい最近、夕日が沈む頃、ふと空を見上げると、大きな白鳥の雲が浮かんでいました。
日本武尊が亡くなる直前、「わたしは常に空を駆け回りたいと願う」と語りました。
亡くなった後、魂は大きな白鳥となって天へと羽ばたいていきました。
今もなお、自由に空を駆け巡っているのでしょうか?
国を想い、戦い続けた人生は壮絶なものでしたが、伝説は日本各地の歴史の中に深く刻まれ、今も語り継がれています。



夕日に照らされた白鳥は、優雅に空を羽ばたいているようでした。
朱雀雲


穏やかな風が吹く夕暮れ時に、孫が「あそこに鳥がいるよ」と指さします。
指をさす方に目を向けると、南の空に大きな朱雀が羽を広げているのが見えました。
その雄々しい姿に心奪われながら、「きれいな雲だね!龍神さんもそばにいるね」と語りあいました。



ゆっくりと流れていく雲を眺めているだけで、心が穏やかになり、満たされていく――そんな幸福感に包まれました。
雲の下には、ちょうど氷上姉子神社の火上山が広がっています。
以前撮ったこの写真の情景が、何か特別な意味があるような気がして、ずっと心に引っかかっていました。
最近、23号線を車で通りながら火上山の横を走っていると、「この山には何かあるのかな?」と気になりました。
山のほうを見ると、氷上姉子神社の幟旗が目に留まりました。
その瞬間、「えっ?熱田神宮の御祭神が祀っているところかな?すぐ行こう!」と思いました。



直感が働いたようです。
── 20年以上もの間この道を通っていたのに、幟旗が立っていたことも、神社があることも知りませんでした。
本当に不思議ですね♪
まとめ
ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございます。
5月中旬、孫を連れて氷上姉子神社へお参りし、熱田神宮の元神様に成長した孫の姿をお見せできたことを嬉しく思います。
元宮では、神様が「よく来たね、大きくなったね!」と喜んでくれているようでした♪
氷上姉子神社は、包み込まれるような温かい雰囲気のお社です。
孫は3歳からサッカーをしていることもあり、足がとても丈夫です。
火上山の舗装された坂を勢いよく駆け上がり、あっという間に姿が見えなくなってしまいました。
「おーい、おいていかないでー!」と呼ぶと、枯草をかき分けながら、ダダーッと駆け降りて戻ってきます。
普段そんな姿を見せませんが、野山では、子どもは本能的に自由に動き回るものなのだと思いました。
家の近くにこうした場所が残っていることがとても嬉しいですね♪



神様も、元気いっぱいの子どもの訪れを喜んでくださったと思います。孫と楽しい一日を過ごせたことに感謝します。
スピリチュアル体験から得た物
記事の後半は、「スピリチュアル体験」をテーマにしてみました。
スピリチュアル体験とは、私の場合、頭に浮かんだ想像が、まるで実際に体験したかのように感じられることだと思います。
雲を見ると、「あの雲は朱雀だ。龍神だ。白鳥だ。」と感じます。
神社で蝶が舞い降りてくれば、神様に祝福されていると感じることもあります。
しかし、実際には雲が流れ、蝶が舞っているだけなのかもしれません。
瑞兆(ずいちょう)を期待し、それが起これば神様のご利益だと考えます。
しかし、もし何も起こらなかったら、”そもそもあれは幻だったのか?”と自分の記憶を疑うこともあります。
その瞬間の思いによって、ものの見方や感じ方が大きく変わってくるのだろうと思います。
そう思うと目の前に広がる現実も、結局は自分の脳が作り出している想像の世界なのではないかと考えます。
「こうだったらいいな」「こうだったら嫌だな」と考えると、脳がそれに応じたイメージを生み出し、それが現実の世界に影響を与えていきます。
目の前の出来事を都合よく解釈したり、悲観的に捉えたりするうちに、気づかぬうちに思考に振り回されている時があります。
皆さんは、周りの人に「こんな風にしてほしい」と思うことはありませんか?
私も家族に対してそう思うことがあります。
それが意に反すると、些細なことで喧嘩になり、関係がこじれることがあります(>_<)
日常の中で、こうした摩擦はよくあります。
人は、言葉を交わさなくても、心が通じる時があります。
負の感情を持つと、それが周囲に広がり、気づけばみんなの気持ちが沈んでいることがあります。
けれど、幸せな人のそばにいると、その幸福感が伝わってきて、自分の心も満たされていくのを感じます。
良いことや悪いことが起こると、つい頭の中であれこれ考えてしまいますよね♪
その思考に振り回され続けると、心が落ち着かず、体にも影響が表れます。
どうしたら思考に振り回されずに済むかを考えてみると、まず良いことを“プラス”、悪いことを“マイナス”として捉えてみます。
すると、プラスが生じるとマイナスが引き起こされ、自然とゼロに戻ります。
ゼロの状態に戻ることで心がリセットされ、不思議とバランスが保たれていることに気づきます。
逆に考えてみますと、マイナスが生じればプラスが引き起こされます。
けれど人の思考はプラスを意識しにくい傾向があるため、気づかぬうちにマイナス思考に囚われ、抜け出せなくなってしまうようです。
私自身も、以前はそのマイナス思考にがんじがらめになっていました。
日々のプラスに気づくことさえできれば、すべては考え方ひとつで状況は好転していきます。
物事は常にリセットされるのだから、意識をニュートラルに保ち、深く考えすぎないことが大切なのだと思います。
私が最近経験したことを例にあげるとすれば、先週の日曜日は孫と楽しい一日を過ごし、今週の日曜日は些細なことで夫婦喧嘩――プラスだったところからマイナスが起こり、結局はゼロに戻りました。
まさにプラスマイナスゼロです。
そして、ゼロに戻れば心が穏やかになる――今、まさにそんな気持ちです。
今回のスピリチュアルな体験は、心が満たされたので、それ以上に大きな「プラス」になっています。
ゼロに戻ることは、単なるリセットではなく、経験を積み重ねていくゼロなのかもしれません。
そんなことを思い、記事にまとめてみました。
できれば、今後もこの「プラス」を積み重ねていきたいと思います。
「人生はこれが正解」というものはありません。
もしこの考えに至ったことが神様の導きによるものならば、私は恩恵を授かったのかもしれません。
この世の中には、スピリチュアルな体験をしてみたいと思う方がたくさんいらっしゃることでしょう。
私もその一人です。
なぜなら、そんな瞬間には心がワクワクするからです。
特別な力はなくとも、楽しい体験をすることはできます。
皆さんも、何か心に響くものを感じたときは、その気持ちを大切にしてみてください!
それが、何かの兆しとなるかもしれません。
今回このような体験をしたことで、氷上姉子神社はパワースポットなのだと感じました。
ぜひ、皆さんも参拝してみてください♪
最後までこの記事をお読みくださりありがとうございました。
では皆さん、ご機嫌よくお過ごしください!



この記事を書けたことに、氷上姉子神社の神様へ深く感謝いたします。