三重県のパワースポット【椿大神社】紫の光は神様の歓迎サイン?心を整える参拝ガイド

椿大神社 三重県鈴鹿市
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最近、なんだか心が落ち着かない
仕事も人生も順調なはずなのに、どこかに迷いを感じる
人との関係もうまくいかず、どう向き合えばいいのか分からない

そんな、答えの見えない悩みを、心の奥に抱えていませんか?もしかするとそれは、心が整う場所を求めているサインかもしれません。

忙しい毎日の中で、知らないうちに心が疲れ、自分の声に耳を傾ける余裕をなくしているのではないでしょうか。

そんなときに訪れてほしいのが、三重県鈴鹿の山麓に鎮座する椿大神社(つばきおおかみやしろ) 。御祭神は、導きの神として知られる 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)

“みちびきの祖神さま(おやがみさま)”として親しまれ、人生の節目や大切な決断をするときに、多くの人が参拝に訪れます。

境内に一歩足を踏み入れると、清々しい空気に包まれ、心が落ち着きます。

木々の間からこぼれる光、山から吹きぬける風、太鼓の音や祝詞の声、そしてヒノキの香り――。
五感をひらけば、自然と調和する静けさの中で、心が澄んでいくのを感じます。

椿大神社で過ごすひとときは、訪れる人の心をやさしく整えてくれるでしょう。

この記事では、参拝で得た気づきや浄化の体験、境内の見どころ、アクセス情報をご紹介します。

訪れれば、あなたの心にもきっと、神様からのメッセージが届くかもしれません。

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目次

椿大神社の由来

椿大神社拝殿
椿大神社拝殿
神社名椿大神社
主祭神猿田彦大神
相殿神瓊々杵尊(ににぎのみこと)
栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)
配祀神天之鈿女命(あめのうずめのみこと)
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

椿大神社は、三重県鈴鹿山麓、高山入道ヶ嶽(たかやまにゅうどうがたけ)、短山椿ヶ嶽(ひきやまつばきがたけ)を神聖な社とし、国つ神・猿田彦大神を主祭神としてお祀りしています。

神話では、天照大御神の命を受けた天孫・瓊々杵尊が降臨される際、猿田彦大神が天の八衢(あめのやちまた)に現れ、道をひらいて高千穂の峯へ導いたとされます。

この導きにより、猿田彦大神は国づくりの礎を築いた神様として崇敬されてきました。

社殿は垂仁天皇の御代、紀元前三年に倭姫命(やまとひめのみこと)の御神託によって創建されました。

鈴鹿川の川上、高山短山の麓、土公神陵(どこうしんりょう)の前方御船磐座(みふねのいわくら)あたりに、道別大神の社(ちわきおおかみのやしろ)として社殿が造営されました。
日本最古の神社といわれます。

仁徳天皇の御代、御霊夢により「椿」の字が社名とされ、現在に至ります。

椿大神社は、全国に二千社以上ある猿田彦大神を祀る神社の総本宮、地祇(ちぎ)猿田彦大本宮と尊称されています。

参考:伊勢國一宮 猿田彦大本宮 椿大神社パンフレット「御創立の由来」参照

天の八衢とは?

高天原(たかまがはら:天上界)から葦原中国(あしはらのなかつくに:地上界)へ降りる途中にある、道が八方に分かれる場所。
「八」は、多くのという意味があり、「衢(ちまた)」は、分かれ道や交差点を指します。

地祇とは?

地の神や、国土の神

椿大神社のご利益

椿大神社由緒案内
椿大神社由緒案内

御神徳は、この地上で生きるために必要な衣食住を始め、家屋敷を守り、祓い清めて安住することの出来る生活の導きも、すべて椿大明神・猿田彦大神の守導によるものであります。

出典:椿大神社由緒案内より
  • 進路・人生の導き
  • 地球国土・土地家屋敷安泰守護
  • 地鎮祭・方災解除・厄除開運
  • 交通安全・旅行安全・家内安全・無病息災
  • 商売繁盛・家運隆盛
  • 縁結び・安産・延命長寿

猿田彦大神は、地上に生きとし生けるものの平安と幸福をもたらすみちびきの祖神さまです。椿大神社では、高山短山の「清めの御砂」を用いた祓いと、1300年続く獅子舞神事による方除・厄除の祈祷が受け継がれています。

みちびきの祖神さまとは?

人生の岐路や新たな始まりにおいて、最善の道へと導いてくださる猿田彦大神さまのことです。

椿岸神社の由来

鈿女本宮 椿岸神社
鈿女本宮 椿岸神社
神社名鈿女本宮 椿岸神社
主祭神天之鈿女命
相殿神太玉命(ふとたまのみこと)
天之児屋根命(あめのこやねのみこと)

鈿女本宮 椿岸神社(うずめほんぐう つばききしじんじゃ)の主祭神・天之鈿女命は猿田彦大神の妻神として神話に登場します。天孫降臨の際には、天照大御神の命により瓊々杵尊に従い天降ります。

猿田彦大神とともに高千穂の峰へ瓊々杵尊を導き、役目を終えた後、夫婦の契りを結び、伊勢国鈴鹿の地に帰られ鎮祭されました。天之鈿女命は「鎮魂の神」「芸能の祖神」として、古来より信仰されてきました。

椿岸神社では、神様の御前で縁を結ぶ神聖な儀式として、神前結婚式「椿婚」も執り行われています。

椿岸神社ご利益

延喜式 内椿岸神社由来
延喜式内 椿岸神社由来
  • 芸能上達・芸道の向上
  • 表現力・創造性の開花
  • 夫婦円満・家庭円満
  • 縁結び・恋愛成就

拝殿から立ち上るご神気「紫の光」

紫の光
紫の光がたち登る拝殿

拝殿の少し下がった場所に立っていると、ちょうど御祈祷が始まりました。神職の方が奏上する祝詞は風のように心地よく、外に立っていても胸に響いてきます。

その響きに耳を澄ませていると、やがて太鼓の音が鳴り響き、その瞬間、空気がビリビリと震えるのが身体に伝わりました。

思わずカメラのシャッターを切ると、拝殿の奥からふわりと柔らかい、紫色のけむりのような光が立ちのぼりました。それが神様の気配なのか、祝詞に呼応した自然の力なのか――。

光の反射や空気中の粒子が偶然写ったのかもしれません。けれど、心を揺さぶられたその瞬間を撮った一枚には、“神気”と呼びたくなる力が宿っていました。

神社を巡っていると、ときに不思議な感覚に満たされることがあります。人智を超えた自然との一体感に包まれる瞬間です。

そのとき、神様は言葉ではない“何か”で、あいさつをしてくれているのかもしれません。目や耳では感じ取れなくても、確かに届いている気配があります。

――「静かに見守っている。ゆっくりと、自分が信じる道を進みなさい」

そう語りかけてくださっているようでした。

紫の光は、そんなメッセージを伝える“神様のサイン”だったのかもしれません。

社を見上げると、杉の木のてっぺんの向こうに空が高くのび、まるで天へと続いているようでした。

miko

お参りで手を合わせる人々の願いは、きっと神様に届いていますね♪
次に訪れるときは、私も御祈祷を受けてみたいと思います。

神様からのメッセージ「浄化」とは?

拝殿の前で手を合わせ、感謝を伝えたあと、心の中で「これからの道をお導きください」と祈りました。

境内は静かで、木の葉が風に揺れています。

すると、ふと頭に一つの言葉が浮かびました
――「浄化しなさい」

その声は、不思議なほど心に響きました。私は「よい行いをしなければ」と思いながら、「ありがとうございます。心の浄化に努めます」とつぶやきました。

それ以来、浄化の意味について考えるときがあります。

最近、ネガティブな夢を見て嫌な気持ちで目が覚めました。けれど、そこに現れた人物は、本来の自分の姿だと気づきます。

夢は、心の底に沈んでいた感情や記憶を映し出す鏡のようです。浮かび上がった意識に向き合えば、今の自分を見つめ直すことができます。

見つめ直すことで「浄化」が形になっていくのでしょう。

太陽や月、雨や風、木や草、花や虫、鳥や犬や猫、森や水辺に棲む生き物たち──自然のエネルギーや命と触れ合うだけで、人は心が穏やかになります。

けれど、人と向き合うときは、心の揺れを感じながら言葉を交わすため、自然と向き合うよりも繊細で勇気がいります。

たとえば、誰かが困っていて声をかけたいと思っても、ためらうことがあります。後になって「手を貸せばよかった」と後悔することも。

そんなときは、「次こそ迷わず声をかけよう」と心に決めます。

「浄化」とは、心の迷いを少しずつ手放していくプロセスなのでしょう。

神様は、今の私に必要なメッセージを届けてくれてたのかもしれません。そして、この言葉は、誰の心にも届く導きなのだと思います。

椿岸神社参道
とても気持ちがよかった椿岸神社の参道

浄化について

朽ちてもなお、命を宿す木
朽ちてもなお、命を宿す木

「浄化」と聞くと、何か特別な儀式に感じるかもしれません。浄化は、日々の中で心を軽くする、小さな習慣です。

たとえば、心がもやもやするときは、何も考えずに太陽の光を浴び、深呼吸をしてみてください。それだけで、心が少しずつ落ち着いていくのを感じます。考えすぎは、心を重くする原因にもなります。

未来や過去にとらわれず、この瞬間に身をゆだねてみる――。

肩の力を抜き、余分な思考を手放せば、心は自然と整い、気持ちも軽くなっていきます。ここでは、心を整えるための簡単な浄化の方法をご紹介します♪

心を整える簡単な10の浄化方法

浄化の方法目的
感謝する幸福感、充実感の向上
音楽を聴くストレス軽減、リラックス効果
誰かを笑わせる・一緒に笑う免疫力向上、ストレス軽減、幸福感の向上
掃除をする生活の質の向上、空間と心の浄化
軽く身体を動かす心身のリフレッシュ、血行促進
自然に触れる(木のざわめき、風の感触、花の香りなど)五感をひらき、心を静める
お風呂につかり汗をかく(塩やお酒を少量入れる)浄化作用、新陳代謝の促進、疲労回復
アーシング(Earthing)デジタルデトックス、リラックス効果
瞑想する自分の内側と向き合い、気づきを得る
祝詞を唱える(祓詞など:はらえことば)心身を祓い清める
 アーシングとは?

アーシングとは、地球と体を直接つなぎ、体内に滞留した余分な電子を放出することをいいます。
靴を脱いで、素足で土や芝生の上を歩き、地面に座って深呼吸するだけでも効果があります。
自然と一体になることで、心と体がゆるやかに整っていくのを感じられるでしょう。

miko

皆さんも、ご自分の「浄化のかたち」を書き出してみてはいかがでしょうか。
きっと、気づかないうちに心を軽くする習慣が、日常の中にあるはずです。
できることから少しずつ始めるといいですね♪

心をニュートラルに保つために

心が落ち着かない、迷いを感じる、人付き合いがうまくいかない
そういうときこそ、心をニュートラルに保つことが大切です。
心をニュートラルに保つためには、思いを感じたまま受け止めて、さっと流してしまいましょう。
「嫌だな」「疲れたな」と思ったとき、無理にポジティブになろうとしなくても大丈夫。
「今、自分はこんなふうに感じている」と認めるだけで、心が落ち着いていきます。
自分の心が穏やかな状態を知っておくと、感情の波に気づきやすくなります。
「あ、今イライラしているな」と気づくだけで、感情に飲み込まれずに済みます。
そして、浄化を通して、自分の心を見つめ直してみてください。
本来の願いや価値観に気づき、進む道が開いていきます。
また、心が整えば、人との距離感にも余裕が生まれ「どう向き合えばいいか」が自然と見えてくるかもしれません。
「気づいたら一呼吸」の気軽さで、自分の心とやさしく向き合ってみてください♪

椿大神社参拝ルートと見どころ

椿大神社一の鳥居
椿大神社一の鳥居

椿大神社は、山の地形に沿って境内が縦に広がっており、社殿や古墳、磐座、滝、茶室などが点在しています。

この記事では、境内の順路をイメージしやすいように、一の鳥居から参道を進む流れで見どころをご紹介します。なお、奥の宮と愛宕社は今回は参拝していないため、本文では取り上げていません。

一の鳥居

椿大神社一の鳥居
椿大神社一の鳥居

社号標 伊勢国一宮 椿大神社地祇猿田彦大本宮

庚龍神社(かのえりゅうじんしゃ)

庚龍神社
庚龍神社

一の鳥居をくぐると、正面に庚龍神社が鎮座しています。御祭神は、樹齢四百年を数える樅の木(もみのき)に宿る、金龍龍神・白龍龍神・黒龍龍神の三柱の神様。古くからこの神域全体を守ってきたと伝えられています。

庚龍神社にお参りしたあと、裏手へまわると、そこにそびえる樅(もみ)の木が目に留まります。見上げれば、空気は凛として澄みわたり、心が洗われるようでした。

miko

大地にしっかりと根をはった御神木は、訪れる人々を温かく見守っているようですね♪

獅子堂

獅子堂
獅子堂

獅子堂の名称は、聖武天皇のご祈願により奉納された獅子頭が由来とされています。三年に一度(丑、辰、未、戌年)獅子神御祈祷神事が執り行われ、魔を祓い、世の安寧を願う祈りが捧げられます。

普段は、交通安全のご祈祷や車輌の清め祓いがおこなわれています。

手水舎

椿大神社手水舎
椿大神社手水舎

カエルと鯉の石の彫刻が置かれています。竹から流れ落ちる水で手と口を清めます。

椿大神社の参道
椿大神社の参道

手水舎で清めた後は、静かに参道を進み、本殿へと向かいます。

御船磐座(みふねのいわくら)

この地は、古より神々が降り立つ場とされる、神聖な霊域です。祈りが自然と深まってゆきます。

御船磐座鳥居
御船磐座鳥居
御船磐座
御船磐座
御船磐座御神木
御船磐座御神木
神社名御船磐座
御祭神猿田彦大神
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)

御船磐座とは

椿大神社の境内にある御船磐座は、現在の御本殿の神座の基礎となる、最も重要な磐座(いわくら)です。古代より、神が降り立つ場とされる磐座信仰の象徴であり、神代の神跡として伝えられています。

この磐座には、天孫・瓊瓊杵尊一行の御船が到着し、ここに船をつないだという伝承が残されています。また、猿田彦大神がこの地から九州へと道案内をされたとも語られています。

室町時代の謡曲『鈿女(うずめ)』にも登場し、神話と芸能が交差する霊地として、人々の祈りを集めています。

参考:御船磐座境内案内板、椿神社境内のご案内パンフレット参照

恵比寿・大黒天

大黒天・恵比須神
大黒天・恵比須神

ご利益

大黒天招福開運・五穀豊穣の神様
恵比須神航海安全・商売繁昌・敬愛富財の神様

高山土公神陵(たかやまどこうしんりょう)

高山土公神陵
高山土公神陵

参道中ほどに鎮座する前方後円墳は、高山土公神陵と呼ばれ、猿田彦大神の御陵(御墓)です。太古の古墳と伝えられます。

周囲約三百メートル
約五十メートル
高さ約二十メートル
データ:立て看板案内より
高山土公神陵・地球玉の猿田彦大神
高山土公神陵・地球玉の猿田彦大神

左側:高山土公神陵 
右側:地球玉の猿田彦大神

地球国土の神(国つ神)の猿田彦大神は地上の人等の平和と幸福を招きます。高山土公神陵は、とても静かで心が落ち着く場所です。

miko

地球に生きるもの全ての幸福を見守っているのでしょうね。

エネルギーを感じるパワースポット本殿

椿大神社と椿岸神社の分岐
椿大神社と椿岸神社の分岐

参道を進むと、右手に椿岸神社が見えてきます。まっすぐ進むと、椿大神社の御本殿へと到着します。

椿大神社四の鳥居と本殿
椿大神社四の鳥居と本殿

松下幸之助氏は昭和41年頃より幾度も参拝を重ねられ、同年の「昭和の大造営」においては巨額の造営資金を御寄附されています。遷宮にあたっては、神殿を奉献されています。

松下氏が崇敬した椿大神社が鎮まる鈴鹿の道は、「神の道」と呼ばれるほど、御神気が満ちた神聖な場所です。参道を抜けて本殿の前に立つと、ふっと空気が変わり、清らかなエネルギーに包まれます。

本殿はパワースポットとしても知られており、手を合わせて自分自身と向き合うひとときを過ごすのがおすすめです。

椿大神社扁額
椿大神社扁額

仁徳天皇の御代、御霊夢により「椿」の字が社名となったそうです。金色の扁額がとても美しいです。

杉の木・おみくじ掛けどころ
杉の巨木・おみくじ掛けどころ
椿大神社境内
椿大神社境内
別宮 椿岸神社参拝ルート
別宮 椿岸神社参拝ルート

椿大神社の境内から椿岸神社へ向かう案内が設けられ、境内からそのまま進むこともできます。より丁寧に参拝されたい方は、一度分岐しているところまで戻り、椿岸神社の鳥居をくぐって向かわれるのがおすすめです。

鈿女本宮 椿岸神社(うずめほんぐう つばききしじんじゃ)

椿岸神社の朱色の鳥居
椿岸神社の朱色の鳥居

椿岸神社は、鮮やかな朱色の鳥居が印象的です。境内も朱色で美しく統一され、神聖な空気に包まれています。

芸道の祖神であり、夫婦円満、縁結びの神様が祀られています。訪れると心が華やぐ場所です。

鈿女本宮拝殿
鈿女本宮拝殿
鈿女本宮 椿岸神社拝殿
鈿女本宮 椿岸神社拝殿
夫婦輪石
夫婦輪石

夫婦輪石(めおとわいし)
夫婦の幸せを守る明るい家庭づくりの輪です。
念願を込めて この輪を両手で撫でながら「祓へ給へ、清め給へ、六根清浄」と三度唱えてお祈り下さい。
家庭は明るく円満に導かれます。

出典:夫婦輪石案内板より
扇塚、手水舎の龍、招福の玉
扇塚、手水舎の龍、招福の玉

椿岸神社に祀られる「招福の玉」は、縁結び・夫婦円満・幸福招来を祈るための神聖な玉です。日々の感謝を胸に、自らの使命にまっすぐ向き合うとき、心に喜びが訪れるといわれます。

この玉を撫でながら、「祓へ給へ、清め給へ、六根清浄」と三度唱えると、心に幸せを招き、願いが叶うと伝わります。

参照:招福の玉案内板より

六根とは?

六根とは、眼(視覚)、耳(聴覚)、鼻(嗅覚)、舌(味覚)、身(触覚)、意(意識)の六つの感覚器をさします。

清浄とは?

清浄とは感覚器官が煩悩や執着に染まらず、澄み渡った状態であること。

六根清浄

六根清浄とは、眼・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚器官を清め、感覚を通じて生まれる欲望や迷いを浄化することです。心の平安を保ち、正しい精神を養おうとする修行の姿勢を表します。古くから霊山登岳の際に「六根清浄」と唱えたといわれます。

参照:神社のいろは要語集 祭祀編 六根清浄祓よりp180~181

パワースポットかなえ滝

かなえ滝
かなえ滝
かなえ滝外観
かなえ滝外観

かなえ滝は、椿岸神社の隣にあり、開運や恋愛成就のご利益があるそうです。

女性に人気のパワースポットで、滝の写真を撮影し、スマホの待ち受けにすると願いが叶うといわれます。

龍蛇神両地神社(りゅうじゃじんりょうちじんじゃ)

龍蛇神両地神社
龍蛇神両地神社
神社名龍蛇神両地神社
御祭神龍蛇神
龍の御神徳火難・水難除けの守護
蛇の御神徳土地の災難除けの守護 財運・身体堅固のご利益
龍蛇神両地神社立て看板の案内より

龍蛇神両地神社は、かなえ滝の右側に鎮座しています。

龍蛇神とは、大国主大神の御神使とされ、出雲の「神在月」に稲佐の浜へと導かれるセグロウミヘビの姿に由来します。その姿が「龍」にも似ていることから、龍蛇神として信仰されています。

茶室 鈴松庵(れいしょうあん)

茶室鈴松庵
茶室鈴松庵
茶室鈴松庵門
茶室鈴松庵門

「茶室 鈴松庵」は、松下幸之助氏が茶道の発展を祈念し、庭園とともに御寄進されました。昭和50年に完成。

松下幸之助社(まつしたこうのすけしゃ)

松下幸之助社お社
松下幸之助社お社
松下幸之助社鳥居
松下幸之助社鳥居
神社名松下幸之助社
御祭神松下幸之助命
創建年平成10年(1998年)「松下社」として御神殿が建立
御神徳国家繁栄業績・向上・立身出世・妙案着想
松下幸之助社立て看板の案内より

「経営の神様」と称えられた松下電器産業株式会社の創始者・松下幸之助命をお祀りする末社です。

松下翁は椿大神社を深く崇敬され、「昭和の大造営」に多くの資金をご寄付されました。また、茶室「鈴松庵」も御寄進されています。

生前、幾度も椿大神社に足を運ばれたといわれています。今も神様として、訪れる人々に道を示し、前に進む力を授けてくださっているのかもしれません。

行満堂神霊殿(ぎょうまんどうしんれいでん)

行満堂神霊殿
行満堂神霊殿

猿田彦大神の神裔であり、役行者(えんのぎょうじゃ)をお導きされた行満大明神をお祀りしています。

また、鈴鹿七福神の一つである延命長寿の神、寿老神(じゅろうじん)もお祀りしています。寿老神は長寿や家庭円満のご利益があるとされます。

椿立雲龍神社(つばきたちくもりゅうじんしゃ)

椿立雲龍神社鳥居
椿立雲龍神社鳥居
椿立雲龍神社
椿立雲龍神社

椿立雲龍神社は、子育て、虫封じ、腫れ物除去のご利益があるとされています。

miko

御神木の大地を這う根が見事です。
地形の影響で、地下には根を張りにくいのでしょうか?
歩くときは、そっと根をよけながら進みたいですね。

椿延命地蔵尊(つばきえんめいじぞうそん)

椿延命地蔵尊外観
椿延命地蔵尊外観
椿延命地蔵尊
椿延命地蔵尊

平安後期に奉斎された三体の地蔵尊がお祀りされています。首より上の病に霊験あらたかで、難病平癒や病気平癒のご利益があるとされています。

御神木と磐座

椿大神社御神木
椿大神社御神木

手水舎の前には御神木がそびえています。参道の途中には、根元で寄り添う仲の良い杉の木が立っています♪

参道を歩くと木からは、じんわりと温かさが伝わってきます。この木のぬくもりと、参道を歩く温かな空気は、もしかすると木々からあふれる優しいエネルギーなのかもしれません――そんなことをふと思いました。

miko

木はいつもやさしいです。大切に守っていきたいですね♪

椿大神社磐座
椿大神社磐座

本殿の石畳の端には、腰掛けているような、少し変わった石があります。とても不思議です。

右側の写真は、第二駐車場の道を挟んだ敷地に鎮座する岩で、帰り道を見守っているようでした。

miko

まるで交通安全の守り神のようですね♪

椿大神社の御朱印

令和7年9月23日、本殿となりの社務所にて拝受。
書置き300円。

椿大神社・椿岸神社御朱印令和7年9月23日
椿大神社・椿岸神社御朱印令和7年9月23日
椿大神社

「猿田彦大本宮」「伊勢一之宮 椿大神社 地祇大本宮」

椿岸神社

「天之鈿女本宮」「下椿之宮 椿岸神社 鈿女本宮」

寿老神・庚龍神社・龍蛇神両地神社・立雲龍神社御朱印
寿老神・庚龍神社・龍蛇神両地神社・立雲龍神社御朱印
椿大神社 寿老神 猿田彦大神

「鈴鹿七福神霊場」

椿大神社 三社龍神 庚龍神社・龍蛇神両地神社・立雲龍神社

「伊勢国一の宮 椿大神社 地祇大本宮」

椿大神社アクセス・基本情報

名称伊勢国一の宮 猿田彦大本宮 椿大神社
住所〒519-0315 三重県鈴鹿市山本町1871番地 >>地図を開く
電話番号059-371-1515
お祓い・ご祈祷申込午前8時~午後5時
アクセス東名阪 「鈴鹿IC」より椿大神社まで約10分
名神高速道路鈴鹿PA(スマートIC)より椿大神社まで約4分
近鉄四日市駅発 三重交通バス「椿大神社行き」 約55分
JR四日市駅発 三重交通バス「椿大神社行き」 約1時間
椿大神社案内パンフレットより
椿大神社バス停時刻表 行先JR四日市
椿大神社バス停時刻表 行先JR四日市
運行案内

下記期間は土日祝日ダイヤで運行
お盆期間 8月13日から8月15日
年末年始 12月30日から1月4日

椿大神神社周辺とおみやげ

椿大神社周辺では、お土産を買ったり、食事を楽しんだりできるスポットがあります。

椿会館お食事・お土産
椿会館お食事・お土産
椿茶園
椿茶園

椿茶園(つばきさえん)さんは、お茶農家が営む日本茶カフェです。丁寧に淹れられた美味しいお茶を堪能できます。

椿神社のお土産
椿神社のお土産

椿会館の売店では、椿名物の「玉こんにゃく」を購入しました。椿茶園では、やさしい甘さの「椿草もち」をいただきました。

椿大神社が教えてくれたこと

椿大神社を訪れたとき、心の中に「浄化しなさい」という言葉が浮かびました。それは神様からの導きであり、自分の心の声でもあったようです。

境内の澄んだ空気と静けさの中で、心が整っていく――そんな瞬間でした。

人は誰しも、忙しさや人間社会の中で、知らず知らずのうちに心が濁っていきます。だからこそ、自然の中で自分の心と向き合う時間が必要なのだと感じました。

「浄化」という言葉には、心を清めるだけでなく、人との関わりや環境を見つめ直す意味も含まれていると思います。

自然の光や風を感じていると、自分の中のもやもやした感情がやわらいでいきます。五感が澄むと、心の奥から静かに浄化が始まります。

椿大神社は、心に抱えていた思いをそっと手放すきっかけをくれました。完璧を目指すよりも、自然体で自分らしく生きることの大切さを改めて感じました。

みなさんも、心を整えたいと思ったときは、ぜひ椿大神社を訪れてみてください。澄み渡る空気と神聖な雰囲気の中で、前を向く力が湧いてくることでしょう。

いつも最後までお読みくださり、ありがとうございました。

参考文献

要約 茂木 貞純 伊豆野 誠『神社のいろは要語集 祭祀編』六根清浄祓 平成27年2月28日初版
発行者 久保田榮一 発行所 株式会社扶桑社
参考ウエブサイト:伊勢国一宮 猿田彦大本宮 椿大神社 https://tsubaki.or.jp/ 2025/11

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