令和6年2月22日(木)、愛知県稲沢市の国府宮神社で行われた天下の奇祭儺追神事(なおいしんじ)「はだか祭り」を見てきました。
当日の空は曇っていましたが、雨は降らず、気温は9.5度と、まずまずの穏やかな天候でした。
午後3時に神社に到着し、拝殿の横や楼門の脇で儺追神事を見学しました。
楼門前で愛知県の大村知事も参加している姿を見ることができました。
境内では、近隣各地区からの裸の男性たちが次々と「なおい笹」を捧げ、威勢良く拝殿へ駆け込んでくる様子はとても勇ましく、パワフルでした。
今年は、4年ぶりの通常開催で7500人ほどが集まったそうです。
この記事では、国府宮はだか祭りの様子や御朱印、アクセス方法などを紹介しています。
国府宮はだか祭り「なおい神事」の魅力
国府宮はだか祭りは、1200年以上続く日本の伝統行事で、男性のもみ合いは江戸時代末期から始まりました。
この奇祭は、下帯姿の男性たちがぶつかり合う独特な光景で知られ、その迫力に魅了されます。
祭り当日の午前5時には神男一番祈祷が行われ、その後、厄除けのご祈祷を受ける人や御守りの「なおいぎれ」を受ける人々で境内はにぎわいます。
午後3時には神男が参列し、本殿で儺追神事が執り行われます。
神社周辺では、近隣の下帯姿の男性たちが「なおい笹」を捧げ、拝殿へ駆け込む様子が見られます。
そして、手桶隊が登場し、男性たちに水をかけ始めるといよいよ神男がどこからか参道に飛び出してきます。
(今年は、午後4時24分参道に登場)神男は、護衛の者に守られながら男性たちに触れられ、もみ合いながら儺追殿(なおいでん)に向かいます。
その間、神男に触れて自分たちの厄を落とそうとする男性たちが殺到し、神男の周りには人の渦ができます。
群集にもまれながら、「ワッショイ!ワッショイ!」の掛け声と笛の音を響かせ神社に近づいていきます。
いよいよ楼門をくぐると、人々がぶつかり合いながら儺追殿の前まで進み、熱気が渦巻き、湯気が立ち昇ります。
神事は最高潮を迎え、皆が一斉に願いを込めて「上げろ!上げろ!」の声をあげます。
その声に応えるように儺追殿の中から、腰綱をつけた引き上げ役の男性が、神男を引き上げようとしますが、何度も失敗します。
最後は、皆の厄を受け入れた神男が儺追殿に入り(午後5時15分)歓声が響き渡り神事が終了します。感動!(>_<)
尾張大國霊神社 国府宮ホームページより参照
はだか祭りの様子
- 楼門
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国の重要文化財である国府宮の楼門は、足利初期に建てられました。
その後、正保3年(1646年)の解体大修理の際に、上層が改造されたそうです。
- 拝殿
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国の重要文化財である国府宮の拝殿は、徳川初期に建てられました。
特徴は、切妻造で内側に柱が並立しているそうです。
- 拝殿前のなおい笹奉納の様子
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各地区の方がなおい笹とともに楼門から入ってくる様子と奉納鏡餅です。
厄除け効果がある儺追布(なおいぎれ)
- 儺追布(なおいぎれ)
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参道で、はだか祭りの参加者の方が儺追布(なおいぎれ)を見物客に配っていました。
私も参加者の方から布を引き裂いてもらって、いただくことができました。
ちぎっていただいたなおいぎれは、この後、編み込んで厄除けのお守りにしてみました(*^^*) - 神社の授与品
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なおいぎれは、国府宮神社で厄除けのお守りとして売っています。
初穂料 5本500円
なおいぎれで厄除けお守りを作る
なおいぎれは、自転車につけたり、車につけたり、カバンにつけたり、財布に入れたりと厄除けお守りとして利用します。かわいいお守りができました!(^^)!
布が豊富なので、まだまだ作れそうです(#^^#)
参加者の皆様、なおいぎれを頂戴しまして、ありがとうございました!
はだか祭りの特別限定御朱印
- はだか祭り「大判御朱印」
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初穂料 1000円
- 儺追期間限定 はだか祭り 切り絵御朱印
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初穂料 2000円
国府宮神社基本情報
名称 | 尾張大国霊神社 国府宮 |
住所 | 〒492-8137 稲沢市国府宮1-1-1 |
TEL | 0587-23-2121 |
営業時間 | 社務所受付9:00~16:00 参拝時間24時間 |
トイレ | 有 |
駐車場 | 参拝者専用駐車場 |
電車と徒歩の場合 | 名鉄本線「国府宮駅」下車 北口より徒歩3分 JR東海道本線「稲沢駅」下車 徒歩15分 |
車の場合 | 名古屋方面よりお越しの方 国道22号線「中之郷南」交差点左折 岐阜方面よりお越しの方 国道22号線「中之郷南」交差点右折 |
ホームページ | https://www.konomiya.or.jp/ |
アクセスマップ
まとめ
国府宮神社で行われた「国府宮はだか祭り」は、4年ぶりに通常開催され、7500人以上が集まりました。
曇り空で雨も降らず、穏やかな天候が続きましたが、夕方の4時頃には気温が下がり、寒く感じられるようになりました。
儺追神事では、下帯姿の男性たちが勇ましく拝殿へ駆け込む姿は迫力があり、とても印象的でした。
この祭りは、地域の歴史と文化を象徴し、日本の伝統行事の中でも特に注目され、多くの人々に愛されています。
私もまた来年見に行こうと思います!
この記事は、祭りの様子やお祭り特別御朱印、アクセス方法などを紹介しました。
迫力ある儺追神事の様子が伝わると幸いです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。(#^^#)